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米国・ニューヨーク・ブルックリンのバークレイズ・センターで20日(日本時間21日)、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーライト級王者デビン・ヘイニー(25-米)と、元WBC世界ライト級暫定王者の挑戦者ライアン・ガルシア(25=米)がいよいよ激突。現地時間19日、両選手が前日計量を行ったが前代未聞の大混乱が待っていた。
*WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ、デビン・ヘイニーvsライアン・ガルシア戦のアンダーカードを、DAZNでは日本時間4月21日の午前5:30より生配信がスタートする。
はじめに登場したガルシアは意気揚々と秤に乗るも、スーパーライト級リミット63.5kgを3.2ポンド(約1.4kg)もオーバーする64.9kgを記録。ガルシアはジャージを履いたまま、秤の上でビールを飲み干す奇行を見せた。一方、王者へイニーはリミット63.5kgでしっかりとパスした。
試合自体は決行されると、プロモートを行うゴールデン・ボーイ・プロモーションズが発表。ガルシアが勝利しても、WBCのベルト獲得にはならない変則世界戦となった。
昨日行われた最終記者会見時では、体重超過が起きた際の罰金として50万ドル(約7500万円)が科されることが発表されていた。実際は1ポンドのオーバーに対して50万ドルの支払いとなり、ガルシアは合計150万ドル(約2億3000万円)の罰金を支払うことになった。
メンタル面で不安定さを露呈するガルシアにヘイニーも応戦するなど、計量後のフェイスオフでは両陣営が入り乱れての大混乱。アマチュア時代から対戦してきた両選手は、6戦して3勝3敗だった。中量級最高の対戦カードは混沌の中、明日のゴングを待つ。
アンダーカードでは、WBA世界スーパーフライ級暫定王座決定戦が行われ、同級1位のジョン・ラミレス(27=米)と同級5位のデビッド・ヒメネス(32=コスタリカ)が対戦する。スーパーフライ級リミット52.1kgを、ラミレスは300g少ない51.8kgでクリア。一方、ヒメネスも100g少ない52.0kgで秤を降りた。
暫定王座決定戦の勝者は、120日以内に正規王者と対戦することが義務付けられている。現在、WBA同級正規王座に君臨する井岡一翔(35=志成)は、22日(月)午後1時より、次戦の発表記者会見を行う予定で、新しい未来のテレビ「ABEMA」が生中継する。こみらもお見逃しなく!