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OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王座決定戦が22日、後楽園ホールで開催された「NTT ドコモ Presents Lemino BOXING フェニックスバトル110」で行われ、同級8位の中嶋一輝(30=大橋)と同級5位の中川麦茶(35=一力)が空位のベルトを争った。
第47代チャンピオンに輝いたのはーー。
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中嶋一輝(大橋)が王座奪還
序盤は積極的に前に出てリズムを作った中川に対して、サウスポー中嶋はコンパクトに左ストレートをノーモーションで打って距離を保った。4ラウンド終了時の途中採点は、ジャッジ3者とも中嶋を支持。中川は途中、サウスポーにスイッチする場面もあった。タイミングを合わせて、右を大きく振り下ろした中川だったが、8回終了後の採点も中嶋がリードを広げた。カウンターを警戒する中嶋は、パンチをまとめてロープに詰めて被弾を最小限にとどめて、判定勝利を掴んだ。
「冷静に戦うことができた」
王座返り咲きに成功した中嶋は「中川選手はやりにくさがあった。ボクシングIQが高い選手だと思った。ずっと倒すつもりでいたが、力んでしまった。いつもはパワーばっかりに頼っていっているが、今回は組み立てと冷静さが課題で、それができたのは良かった」と安堵の表情を浮かべた。それでも「倒せなかったので、点数をつけるなら30点」と厳しい点数をつけた。
「相手が上手かった」
試合後、取材に応じた中川は「絶対当たると自信のあるパンチで、どこかで必ず当たると思って出し続けたが、ほとんど当たらなかった。中嶋選手はもっと荒削りで打たれ弱いと思っていたが上手かった。舐めていた」と試合を振り返ると、「気持ちを切り替えて前を向かないと俺らしくない、しばらく休んで前進する。『ドンマイ、俺!』って感じ」と再起を誓った。
採点表