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日本スーパーウェルター級タイトルマッチの前日計量が12日、都内のJBC(日本ボクシングコミッション)事務局で行われた。
FODで13日の18時よりライブ配信される「ダイヤモンドグローブ」のメインイベントとして行われる、チャンピオンカーニバルの注目カード。チャンピオンの出田裕一(39=三迫)と挑戦者で同級1位の小林柾貴(24=角海老宝石)が、計量に臨んだ。
計量を69.6kgでクリアした出田は「体重は問題なく、順調に行きました。準備はバッチリ出来てます。チャンピオンとして、挑戦者を迎え撃つ」と前回の中島玲(石田)戦とは、少し心境の変化があったことを明かした。「中島選手には、勝ちたいという気持ちだけで戦った」と切り出すと、「中島選手に勝って自信がついた」とし、「相手の強い気持ちに負けないように戦う」と気持ちを高めた。
出田は、アッパーを警戒
試合の展開に関して「相手は身長も高いし、自分が低い体勢で入っていくのをわかっていると思うので、アッパーに気をつける」と警戒心を覗かせ、「勝つために落ち着いた気持ちになってる。自分にも挑戦するつもりで戦う」と、チャンピオンの自覚を口にした。
囲み取材に応じた横井龍一トレーナーは「こいつは一人で考えすぎるところがあるから、気合を入れ直した」と、1ヶ月半ほど前にしっかりと話し合いをして、軌道修正したことを明かした。三迫ジムの加藤健太トレーナーや三迫貴志会長のアドバイスも受けながら、チーム一丸となって、明日の防衛戦に臨む。
69.4kgで計量を難なくクリアした小林は「いつも通り。コンディションはいいです。ダイエットみたいな感じでした」と、5〜6kgほどの減量は、苦にならなかったと笑顔を見せ、タイトル初挑戦にも、「いつもと変わんないです。試合が楽しみ」と続けた。
小林は、「殴り合いになる!」
WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ「チャンピオン内山高志(ワタナベ)vs金子大樹(横浜光)」の試合を中学2年生の時にテレビ観戦して、「金子さんに憧れてボクシングを始めた」という小林柾貴。出田と中島の試合を生観戦したことで、チャンピオンは「ファイタータイプだと思うので、殴り合いになると思う」と、真っ向勝負にも一歩も引かない覚悟を口にした。