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元WBO世界スーパーウェルター級王者ハイメ・ムンギア(27=メキシコ)が27日(日本時間=28日)、米国・フェニックス州のフートプリント・センターで、WBC(世界ボクシング評議会)スーパーミドル級シルバー王座の初防衛戦に臨んだ。挑戦者は、昨年5月に同級4冠王者のサウル”カネロ”アルバレス(33=メキシコ)に敗れたWBC世界同級8位のジョン・ライダー(36=英)。注目が集まった。
ムンギアが4度倒してTKO勝利
体格面で一回り小柄なサウスポーのライダーが、じっくりと様子を見ると、ムンギアは身体を振ってボディにパンチを伸ばした。すると2回、ムンギアが右ストレートを決めてライダーを倒した。試合再開後、ライダーは打ち終わりを狙って対抗するも、4回終了間際にムンギアがカウンターのジャブで、2度目のダウンを奪う。中盤に入り、粘りを見せたライダーだったが、9回、ムンギアがテンプルに強烈な右フックを見舞うと、3度目のダウンをゲット。立ち上がった挑戦者に、右フックでダウンを追加。最後は、ムンギアがラッシュしたところで、ライダー陣営が棄権を申し出て試合終了。4度ダウンを奪ったムンギアが、9回1分25秒TKO勝利で、WBCシルバータイトル初防衛に成功した。
カネロvsムンギアの機運が高まった!
試合後のインタビューでムンギアは「この階級の世界タイトルに挑戦したい」とアピール。インタビュアーが、サウル"カネロ"アルバレス(33=メキシコ)が4団体すべての王座を統一していることを伝えると、ムンギアも「カネロへの挑戦が決まるのであれば戦いたい」と応じた。もしも、この大一番が決まれば、近年最大級のメキシカン対決になりそうだ。ビバメヒコ!