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カナダ・ケベック州のセンター・ビデオトロンで13日(日本時間14日)に開催される世界ライトヘビー級3冠王座統一戦のアンダーカードで、WBO(世界ボクシング機構)バンタム級タイトルマッチが行われる。チャンピオンで初防衛戦を迎えるジェイソン・モロニー(32=オーストラリア)と同級7位のサウル・サンチェス(26=米)が現地時間の12日、前日計量に臨んだ。
※WBOバンタム級タイトルマッチ、モロニーvsサンチェスは、WOWOWメンバーズオンデマンドで、日本時間14日の午前10時より生配信される。
バンタム級リミット53.5kgを王者モロニーは、300g少ない53.2kgでパス。サンチェスは、100gアンダーの53.4kgで秤を降りた。
2018年に当時のIBF王者エマニエル・ロドリゲス(31=プエルトリコ)に初挑戦するも、判定で初黒星を喫したモロニーは、2020年10月にコロナ禍のラスベガスで、WBAと IBFの王座を統一していた井上尚弥(30=大橋)に挑戦し、7回KOで敗れて2度目の世界挑戦も失敗した。しかし、バンタム級4団体統一を果たした井上が、スーパーバンタム級に転級したのに伴って、王座空位となったWBOのベルトを懸けて、昨年5月にビンセント・アストロラビオ(26=フィリピン)と王座決定戦で対戦し、判定勝利で念願の初載冠を果たし
一方、モロニーに挑戦するサンチェスは、昨年10月に日本の有明アリーナに登場。RVデニエガ(24=フィリピン)を相手に判定勝利して、初の世界挑戦に結びつけた。
WBOの世界ランキングには、4人の日本人選手が名を連ねている。上から順に2位・西田凌佑(27=六島)、4位・石田匠(32=井岡)、5位・比嘉大吾(28=志成)、15位・堤聖也(28=角海老宝石)となっているが、2位の西田はIBF(国際ボクシング連盟)、4位の石田はWBA(世界ボクシング協会)と、それぞれ次期挑戦者決定戦に勝利している。