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[試合後談話]2023.12.13

ピューマ渡久地氏長男がセコンドデビュー!

 元日本フライ級王者のピューマ渡久地(ピューマ渡久地ジム名誉会長)の長男・渡久地琉雄(とぐち・るお)会長代行(22)が13日、後楽園ホールで開催された「第45弾 ザ・グレイテストボクシング」で、コンドル稲葉(28=ピューマ渡久地)のチーフセコンドを務めた。

 2年半ぶりの再起戦に臨んだ稲葉は、スーパーフライ級6回戦で、ウィーラナット・クイウォンターン(25=タイ)と対戦。初回KO勝ちで復活した。
1年前からコンビを結成
 試合後、取材に応じた琉雄会長代行は「楽しくできた。勝ってくれてホッとしている」と1年前からコンビを組んでいる稲葉の勝利を喜んだ。ボクサーとしての経験はなかった琉雄さんだが、2年前にジムを切り盛りしている渡久地聡美会長から声をかけられ、ジムをサポートするようになり、「一般会員さんのミットを持っているうちに、自然な形でトレーナーになった」(琉雄会長代行)

 明るい性格の琉雄さんは、聡美会長を支えながらジムを盛り上げている。「何もわからない中、皆さんのサポートのおかげで、今がある」と感謝の気持ちを言葉にした。
初回KO勝ち
 稲葉は中学3年でジムに入門したが、琉雄さんは当時小学3年生だった。「ずっと兄みたいな存在だった」。それが今では選手とトレーナーの関係になり、二人三脚で腕を磨いている。付き合いも長いため、「関係構築はできている」(稲葉)とお互いに遠慮せずに意見をぶつけ合う仲だ。

 再起戦を飾った稲葉は「久しぶりの試合で緊張したが、勝てて良かった。勝って反省できるのが収穫」と喜びに浸った。
「ここからがスタート」
 2020年12月の試合から「コンドル稲葉」のリングネームで戦っている。インカ帝国ではピューマ、コブラ、コンドルが守り神で、尊敬するピューマ渡久地氏、先輩で元日本ランカーのコブラ諏訪(引退)のようになりたいと「コンドル」とつけたという。

 稲葉が「ここからがスタートです」と言うと、琉雄会長代行は「これから期待していてください!」と言葉に力を込めた。
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