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WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木尽(22=八王子中屋)は、今年7月に行われた2度目の防衛戦で左肩の状態が悪化。その後、左肩腱板断裂と診断され、7月下旬に手術した。現在は、リハビリをしながら、練習は週3回ペースで行っているという。
年内の試合はないが、2023年上半期を盛り上げた若きチャンピオンは、来年に向けて、今は焦らず調整している。
年内の試合はないが、2023年上半期を盛り上げた若きチャンピオンは、来年に向けて、今は焦らず調整している。
10月下旬からジムワークを開始
リハビリを経て、10月下旬からジムワークを開始。ロードワークは欠かさないが、「練習すると、まだ肩が痛くなるので」と無理をせず、1日おきに行っている。完全復活までにはまだ時間が掛かりそうだ。練習は、シャドーボクシングがメインで、サンドバッグは「触る程度。コツコツと刺激を与えるくらい」。
復活に期待!
しかし、久しぶりにグローブをつけての練習はうれしかったようで「軽くミットに当てたが、楽しくて『幸せだな』と思わずニヤけてしまうんです」。まだ全力ではないが、ボクシングができる喜びを感じていたようだ。
今年4月の小原佳太戦
「今年は中身が詰まった一年だった」。今年1月に豊嶋亮太(27=帝拳)と対戦し、衝撃の初回TKO勝ちでWBO-AP王座獲得に成功。4月には小原佳太(37=三迫)との注目の一戦を3回TKOで沈め、ウェルター級でメキメキと頭角を現した。
2024年も目が離せない
国内で開催された世界戦を会場で観戦。「やはり焦りはある。早く怪我を治してリングに上がりたい」。焦りは禁物だが、そこは一番気をつけている。「自分の体のことなので、ジムともしっかりとコミュニケーションを取りながら取り組んでいる」。「今は1本しかベルトを持っていないので、来年はOPBF王座も狙っていきたい」とアジア2冠を目標に掲げた。万全の状態に戻して、2024年のリングをさらに熱くしてくれることに期待したい。