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WBO世界スーパーフライ級チャンピオンの中谷潤人(25=M・T)が20日、トレーニング合宿のため渡米した。中谷は9月18日(月・祝)、有明アリーナで初防衛戦に臨む。試合は「Prime Video Presents Live Boxing 第5弾」として、ライブ配信される。
リラックスした様子の中谷だが「試合も決まって、気持ちも引き締まっているので、ロサンゼルスではスパーリング中心だが、集中して強くなって帰って来たい」と、現在の心境を語り「ワクワクする。刺激に成長を感じる」と、更なる成長に向けて目を輝かせた。
ボクシング漬けの生活は、ロサンゼルスでも変わりはない。現地も日本と同様に暑いとのことで、ロードワークは、カラッとした気候に合わせて、朝と昼兼用の食後に仮眠を取った後、夕方に行う。国内でフィジカルの強化を終えたとのことで、ロサンゼルスでは、作り上げた体を使うことに集中する。「状況と場面によって(パンチを)出せれる体が作れた」と、国内での走り込み合宿の成果を実感していた。ちなみに、リフレッシュには睡眠が効果的という中谷は、夜は6〜8時間睡眠をとっている。
スパーリングは、渡米の翌朝から始まるとのことで、一日おきに9月3日まで実践感覚を研ぎ澄ます。それが「当たるっていうひらめき作り」につながるという。世界2階級制覇を果たした前回のアメリカでの試合では、パターンを変えて3度ダウンを奪ったが、その”ひらめき”が冴えわたっていたことを証明した。試合を決めた3度目のダウンを奪ったシーン、テレビ越しには、倒れる相手を目で追っているように映ったが、「目を切らないことは大事」と、集中力が下がっても相手から目を離さないことを心がけていると解説してくれた。
9月の初防衛戦の相手に話が及ぶと「骨のある選手。雑にならないように丁寧に崩していきたい。勢いのある選手」と、関係者からの前評判も高いランキング9位のアルギ・コルテス(28=メキシコ)に警戒心を強めた。