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[公開練習]2023.6.21

森武蔵「決着をつける」

 OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級3位の森武蔵(23=志成)と、日本スーパーフライ級9位の重里侃太朗(27=志成)が21日、都内のジムで報道陣に練習を公開した。

 森は、6月24日(土)、大田区総合体育館で開催される「Life Time Boxing15」で、同級5位の渡邉卓也(34=DANGAN AOKI)と空位の王座を争う。今年3月に対戦し、引き分けて以来のダイレクトリマッチとなる。
「仕上がった」
 再戦に臨む森は、「ラスベガスでしっかりと追い込んできた。当日までに心身ともにコンディションを仕上げて、リングに上がるだけ」と話すと、「ベルトを獲ることはもちろんだが、渡邉卓也というボクサーとの決着をつける」と静かに闘志を燃やした。
森武蔵が魅せる!
 前戦は、8ラウンド終了時の公開採点でリードを許したが、ラスト2ラウンドで引き分けに持ち込んだ。「前回は、攻撃が単調になってしまった。悪かったところを修正してきた」。

 スーパーフェザー級は、WBOアジアパシフィック王者が力石政法(29=緑)で、6月10日(日)に世界前哨戦をクリア。日本王者は原優奈(28=真正)がベルトを巻いている。森が、ベテラン渡邉と決着をつけて存在感を示す。
移籍初戦を迎える
 重里は、スーパーフライ級8回戦でWBO-AP同級11位のウィルベルト・ベロンド(27=比)と対戦する。この試合に向けて、4月下旬から6月中旬まで米国ラスベガスでスパーリング合宿を敢行。これまでは単身で行っていたが、今回は井岡一翔(34=志成)に同行し、ともに汗を流した。井岡から「核となるアドバイスをもらった」と収穫を口にした。
「強さを証明する」
 「最高の環境で練習をさせてもらったので、あとはやるだけ。最後まで抜かりなく調整していく」。「(ベロンド選手は)経験豊富で相手にとって不足なし。当日は、自分の強さを証明する」と言葉に力を込めた。

 スーパーフライ級は、6月13日(火)に高山涼深(26=ワタナベ)が日本王者に輝き、大きく動き出した。同い年でアマチュア時代に対戦経験がある重里にとって、刺激を受けたのは言うまでもない。ここを勝ってタイトル挑戦をアピールするつもりだ。

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