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[前日計量]2023.6.2

保田克也「泥臭くなっても勝つ」

 WBOアジアパシフィック・ライト級王座決定戦の前日計量が2日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われ、同級4位の保田克也(31=大橋)と同級5位のアピチェット・ペッチマネー(33=タイ)が計量に臨んだ。

 試合は、明日(3日)、後楽園ホールで開催される「第3回WHO'S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のメインイベントとして行われ、U-NEXTで全試合ライブ配信される。

 両者とも、ライト級リミットを100g下回る61.0kgでクリアした。
鈴木康弘氏とコンビを結成
 タイトル初挑戦の保田だが、落ち着いた表情を見せて、仕上がりの良さを感じさせた。昨年11月からロンドン五輪ウェルター級代表の鈴木康弘氏(35)とコンビを結成。「技術面で新たな発見があった」と手応えを感じていた。

 さらに「疲れている状態でも、質の高いパンチが打てるようになる」(鈴木トレーナー)という、耐乳酸トレーニングで、フィジカルとスタミナをアップした。この耐乳酸トレーニングは現在、井上尚弥(30=大橋)も取り入れているという。
「後半に仕留める」
 ここまで11戦10勝(7KO)1敗。唯一の敗戦は、現日本ライト級王者の仲里周磨(26=オキナワ)に喫したものだ。4月26日(水)に仲里が新チャンピオンに輝き、「悔しさもあったが、自分も獲ろうとモチベーションが上がった」。

 「相手は上体が柔らかくてテクニックがあるが、しっかりとポイントを取りつつ、後半に力を発揮したい。泥臭い展開になっても、最後は自分が勝つ。最後は倒します」と静かに闘志を燃やした。
「この試合を勝って世界へいく」
 初来日のアピチェットは「この試合で国際レベルに押し上げて、さらに経験を積みたい」と、この試合をきっかけに飛躍するつもりだ。

 28歳でデビューと、タイ人選手にしては遅いが、アマチュアで200戦し、タイのナショナルチームにも入っていたという。「テクニックは自分の方がある。明日は私が勝つ」と勝利に自信を示した。

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