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[試合後談話]2023.4.30

勝輝ジムのエース殿本恭平が魅せた!

 日本フェザー級9位の殿本恭平(27=勝輝)が30日、大阪産業振興センターで開催された「KATSUKI PRODUCE TEAM一丸.5」に出場。フェザー級8回戦でウィサヌ・ピムパー(27=タイ)と対戦した。

 タイトル再挑戦を目指す殿本のパフォーマンスに注目が集まった。
圧勝!
 殿本がジャブを上下に散らして、ペースを掌握。2回に右フックを叩きつけてダウンを奪うと、左ボディでダウンを追加。最後はパンチをまとめて、フィニッシュした。
「動きが硬かった」
 5連勝を飾った殿本だが「動きが硬くて、ガチャガチャ前に出てくる相手に合わせてしまった。良い出来ではなかった」と圧勝にも首を捻った。良かった点を聞いたが「コンディションを作ってリングに上がれたことくらい」と苦笑いを浮かべた。
「フェザー級で王座を目指す」
 かつて全日本新人王決定戦で拳を交えた阿部麗也(30=KG大和)、さらにOPBF東洋太平洋王座をかけて戦った清水聡(37=大橋)が世界の舞台に打って出る。「自分に勝った選手なので、世界チャンピオンになってほしい」。

 4月18日(火)には、松本圭佑(23=大橋)が日本フェザー級王者に就き、大きな動きを見せた。「今日の内容では、すぐにタイトルマッチとは言えない」と2度のタイトル挑戦には慎重だったが、「この階級にこだわっていく」とフェザー級でタイトル獲得を狙う。
辻永遠(勝輝)が初回KO勝ち
 セミファイナル、辻永遠(23=勝輝)と満生敦巴(24=オキナワ)がスーパーバンタム級4回戦で拳を交えた。開始から辻がリズム感のある攻撃を見せると、右カウンターでダウンを演出。再開後、右フックでキャンバスに沈めた。
「落ち着いて戦えた」
 1年ぶりの再起戦を勝利した辻は「倒した右は自然と出た。ボクシング人生で一番落ち着いて戦うことができた」と、会心のパフォーマンスに笑顔を見せた。昨年4月の試合中に右肩を脱臼しTKO負け。治療のためブランクを作った。

 その間、親交が深い日本スーパーバンタム級9位の福永宇宙(25=黒潮)の試合を会場で観戦したようで、「試合前に話したが、落ち着いていて楽しんでいるのを感じた」と心境の変化があったという。

 B級(6回戦)昇格を決めた辻は「とにかく目の前の試合を一つずつ勝っていく」と語った。

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