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元WBO(世界ボクシング機構)女子スーパーフライ級王者の吉田実代(35)が日本時間28日、米国ニューヨーク・タイムズスクエアSONYホールでインデア・スミス(26=米)に判定勝ちし、米国初戦を飾った。
試合から4時間後、電話取材に応じた吉田は、勝利の味を噛み締めていた。
試合から4時間後、電話取材に応じた吉田は、勝利の味を噛み締めていた。
「ジャブがよく当たった」
「(スミスは)予想以上にトリッキーな動きと黒人特有のバネがあり、予想していないところからパンチが飛んできた。ただ、ジャブがよく当たり、フィジカルを強くしてきたので、そこが活きた。ジャブやボディを打ったら、嫌がる素振りを見せた。突っ込まれて攻められているように見られたので、ジャッジ一人はドローにつけたのではないか」と試合の感想を語った。
「日本にいる時より緊張しなかった」
米国に到着したのが試合の4日前という過密スケジュールの中、「トレーナーとも打ち合わせができず、ぶっつけ本番のような感じでリングに上がった」と言うが、しっかりと結果を残した。
完全アウェーかと思いきや、「客席から『ミヨー!』と応援してもらったり、思っていたより歓迎されているなと思った」。
完全アウェーかと思いきや、「客席から『ミヨー!』と応援してもらったり、思っていたより歓迎されているなと思った」。
「大きな一勝」
「内容やコンディションは差し置いて、まずは米国で勝って、次に進めたのがすべて。この状況を乗り越えて勝てたことは、今後に向けて自信につながった。これからコンスタントに試合ができると聞いている。私にとって大きな一勝」と言葉に力を込めた。
長女・実衣菜ちゃんと
世界王座奪還が目標だが、「まだ米国で1戦しかしていないので、試合感覚を取り戻す意味でも、もう1戦挟んで世界戦ができれば。ただ、チャンスが来たらやりたい。階級はフライ級でもバンタム級でも戦えるので、チャンスがあるところで挑戦したい」と語った。