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[試合後談話]2023.4.27

一番盛り上がったのはこの試合!

 川崎新田ジム主催の「ホープフルファイトvol.39」が27日、後楽園ホールで開催され、全8試合で熱戦が繰り広げられた。

 第7試合ミニマム級4回戦、遠藤龍匠(18=川崎新田)と杉浦義(20=協栄)が対戦。2回以降、お互いに一歩も引かない打ち合いを見せて、まるでタイトルマッチのような盛り上がりを見せた。
杉浦義(協栄)が競り勝った!
 初回は、アマチュア24戦16勝(8RSC)8敗を経てデビュー戦に臨んだ遠藤が、ジャブからワンツーにつなげて先制攻撃。しかし、2回になると杉浦がプレスをかけて、左ボディで反撃。遠藤もテンポの良さを見せて応戦した。その後は打ち合いが続き、ラウンドを追うごとに観客のボルテージが上がった。最終4回、ギアを上げたのは杉浦。左右フックで攻め立てた。
「勝ててホッとしている」
 デビューから無傷の3連勝を飾った杉浦は「正直なところ、ポイントは取られたと思ったので負けを覚悟した。プレスをかけたが、相手はハートも強かった。勝つことができてうれしい」と安堵の表情を浮かべた。
「新人王を目指す」
 今年の東日本新人王ミニマム級にエントリーしている杉浦。ミニマム級の優勝候補は、昨日(26日)、デビュー戦を判定勝ちした北野武郎(18=大橋)。元日本ライトフライ級1位の北野良氏の長男は、評判通りの強さを見せた。杉浦は「北野選手が強いと言われているが、自分の名前も知ってほしい」と拳を握りしめた。
「ここから這い上がる」
 一方、接戦を落とした遠藤は「初回は、ジャブを突いて距離を取るボクシングができたが、2ラウンド以降はそれができなかった。不甲斐ない結果です」と肩を落とした。小学6年でボクシングを始めてから、笠康次郎トレーナーと二人三脚で強さに磨きをかけてきたが、初戦は思い通りの結果とはならなかった。

 遠藤も東日本新人王ミニマム級にエントリーしている。お互いに勝ち上がっていけば、決勝戦で杉浦と拳を交えることになる。遠藤はここから這い上がり、リベンジを果たすつもりだ。

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