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4月15日(土)、前日本スーパーウェルター級王者の川崎真琴(38=RK蒲田)が、自身のSNSで現役引退を発表した。2012年4月にデビューした川崎は、3度目の挑戦で日本王座獲得に成功。37歳10ヶ月での王座獲得で、当時の最年長奪取記録を更新した。
生涯戦績:24戦13勝(2KO)9敗2分
生涯戦績:24戦13勝(2KO)9敗2分
ラストファイトとなった出田裕一戦
川崎は、昨年11月に出田裕一(38=三迫)に9回TKO負けを喫し、2度目の防衛戦に失敗。「負けたら辞めると決めていた。しかし、長く格闘技をやっていたので、またやりたくなるかもしれない。ある程度時間を置いてみて、確実にもうやらないと決心がついたので」と、デビューからちょうど11年目の4月15日に引退を発表した。
自分の夢は叶った
当初は、昨年4月の王座決定戦で、勝っても負けても引退するつもりだったという。「結婚したがチャンピオンになったことで、まだ続けたいと思うようになった。妻に『チャンピオンでいる間はやらせてほしい』と伝えた」。「自分の夢は叶った。日本チャンピオン以上のことは目指していなかったので、ここで潔く辞めた方がいいのかな」と思いを語った。
自分の夢は叶った
当初は、昨年4月の王座決定戦で、勝っても負けても引退するつもりだったという。「結婚したがチャンピオンになったことで、まだ続けたいと思うようになった。妻に『チャンピオンでいる間はやらせてほしい』と伝えた」。「自分の夢は叶った。日本チャンピオン以上のことは目指していなかったので、ここで潔く辞めた方がいいのかな」と思いを語った。
37歳10ヶ月でタイトルを獲得
2022年は、川崎にとってこれ以上ないくらい濃密な1年だったのではないだろうか。1月のノンタイトル戦に勝利すると、4月の王座決定戦で初戴冠。7月に初防衛に成功し、11月に2度目の防衛戦を迎えた。
「すごく充実した1年だった。チャンピオンでいる時のプレッシャーがすごかった。皆、僕のベルトを狙っている。それは、これまで生きてきて感じたことのない感覚で、チャンピオンは別物なんだなと思った。半年間だけだったが、その思いを感じることができたのは、自分の人生の糧になっている」としみじみと振り返った。
「すごく充実した1年だった。チャンピオンでいる時のプレッシャーがすごかった。皆、僕のベルトを狙っている。それは、これまで生きてきて感じたことのない感覚で、チャンピオンは別物なんだなと思った。半年間だけだったが、その思いを感じることができたのは、自分の人生の糧になっている」としみじみと振り返った。
越川孝紀(一力)との王座決定戦
「越川君との試合は、心技体が揃った試合。心が体を上回った」と、越川孝紀(一力)との王座決定戦をベストバウトに挙げた。両者とも3度目の日本タイトル挑戦で、意地のぶつかり合いとなったが、川崎が中盤からさらにギアを上げて突き放した。「最後の試合のつもりだったので、何も後悔することなく、すべてを出し切ることができた」。川崎が執念でもぎ取った試合だった。
「ジムに感謝している」
タイトルを獲ることができず、何度か心が折れかけた。それでも支えてくれたのは柳光和博会長の熱い言葉だった。「ジムには自分の好きなようにさせてもらい、わがままも受け入れてくれた。普通なら2度タイトル戦で負けて『引退した方がいい』と言われると思うが、会長は『まだやるぞ』と。そのおかげでチャンピオンになることができた。会長は嘘偽りなく話してくれるので『よし、やろう』と。本当に感謝している」。
おつかれさまでした。
「3年以内にオープンできれば。自分の次の夢です」。今後は、ジム設立に向けて動き出していくという。
「こんなに好きなことは、これから先もないと思う。ボクシングをやってきて、本当に良かった」。
試合前のインタビューでは、川崎は感情をグッと出すタイプではないが、いつも誠実に対応してくれ、落ち着いた口調で一つひとつの言葉に重みがあった。「ラストチャンス」と決意した中で掴んだ日本王座のベルト。今後の川崎の活躍にも期待したい。
「こんなに好きなことは、これから先もないと思う。ボクシングをやってきて、本当に良かった」。
試合前のインタビューでは、川崎は感情をグッと出すタイプではないが、いつも誠実に対応してくれ、落ち着いた口調で一つひとつの言葉に重みがあった。「ラストチャンス」と決意した中で掴んだ日本王座のベルト。今後の川崎の活躍にも期待したい。