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IBF(国際ボクシング連盟)ミニマム級3位の重岡銀次朗(23=ワタナベ)が15日、代々木第二体育館で開催された「3150FIGHTvol.5東京を殴りに行こうか!」でIBF世界ミニマム級3位のレネ・マーク・クアルト(26=比)と暫定王座を争った。
兄・優大との同日、同階級での兄弟世界王者誕生を目指して銀次朗が決戦のリングに上がった。
兄・優大との同日、同階級での兄弟世界王者誕生を目指して銀次朗が決戦のリングに上がった。
銀次朗(ワタナベ)が獲った!
試合は1回から打ち合いの様相を呈した。銀次朗が膝をつくが、これはスリップ。終了間際、また同じようなシーンがあったが、今回はダウンの判定。2回以降も激しい打ち合いが続く。ただ、徐々に自分の距離とリズムを取り戻してきた銀次朗、その左ボディがクアルトを苦しめる。6回、クアルトが崩れたが、スリップに変更された。7回、2分過ぎ、銀次朗の左ボディが。今回は耐えきれずダウン。立ち上がったものの、クアルトの体力は確実に削られていた。9回、1分25秒、銀次朗の左ボディでKOが決まった。
「ダウンしたが冷静だった」
「1回から自分が倒れるとは思わなかった。そんなに効いた感じはなかったんですが、頭が少しふらついてはいましたね」と答え、リズムを取り戻したことに関しては「冷静になろうと考え、ジャブでリズムを取れるようになったのがよかったですね」と自己分析。
「4月16日特別な日に勝てた」
暫定王者になった銀次朗だが、90-120日以内にダニエル・バラダレスが挑戦を受けないと、バラダレスのベルトは剥奪される。
「王者と言っても暫定なんで、早く正規のチャンピオンになりたい」と力強く答えた。
今回の戦いについてのプレッシャーはどうだったのか聞かれると、「1月の試合で悔しい思いをしていたのと、やはり今日は熊本地震の本震から7年目で兄貴の誕生日。しかも、二人同日同階級のチャンピオンがかかっていたので、僕が先に負けたら洒落にならない。そのプレッシャーはありましたね」と、まずは安堵の表情を見せた。
「王者と言っても暫定なんで、早く正規のチャンピオンになりたい」と力強く答えた。
今回の戦いについてのプレッシャーはどうだったのか聞かれると、「1月の試合で悔しい思いをしていたのと、やはり今日は熊本地震の本震から7年目で兄貴の誕生日。しかも、二人同日同階級のチャンピオンがかかっていたので、僕が先に負けたら洒落にならない。そのプレッシャーはありましたね」と、まずは安堵の表情を見せた。
「減量が上手くいかなかった」
一方、最後はボディブローでキャンバスに沈んだクアルトは「良い試合になるはずだったが、あまりにも(体重を)落とし過ぎてしまった。今回は減量が上手くいかなかった。銀次朗はテクニックがあったが、今回は自分のコンディションが悪かった。マネージャーと話し合うが、もしかしたら階級を上げるかもしれない」とコンディション不良を敗因に挙げた。
おめでとう!