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真正ジム主催の「REAL SPIRITS VOL85」が15日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催され、セミファイナルではWBOアジアパシフィック・アトム級王者の山中菫(21=真正)が、ピムチャノック・セブジャンダ(19=タイ)の挑戦を受けた。
山中菫(真正)KO勝利!
サウスポーの山中は、上下にパンチを繰り出し、テンポ良く攻撃を展開。左ストレートをねじ込み主導権を握ると、3回、右フックをねじ込み、ロープを背負わせると一気にラッシュ。レフェリーストップに追い込んだ。山中が見事なKO勝利で初防衛に成功した。
「今日の出来は納得していない」
初防衛を果たした山中だが「今日は、全然だめでしたね。30点の出来です」と試合内容に納得はしていなかった。「山下(正人)会長と練習してきたことが、試合で出せなかった。いろんなパンチを見せてからの入り方が、上手くできなかった」と振り返り、「試合前はいつも緊張するが、初防衛戦ということで、やはり王者としてここは負けられないというプレッシャーがあった。昨夜はなかなか寝付けなかった」。
「まずは経験を積んでから」
兄の山中竜也(真正)と兄妹で世界を目指す山中は「世界を目標にするのは変わらないが、今日の出来では、まだまだ世界とは言えない」と反省の弁を口をついた。
今後に関して「世界へは急いでいないし、まずは経験を積んでからでも遅くはないと思っている。会長の決めた試合から、しっかりやっていきたい」としながらも、「もし、タイミングでそういう(世界挑戦の)チャンスが来たら、しっかりと準備して挑みたい」と抱負を述べた。