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OPBF東洋太平洋バンタム級王者の千葉開(30=横浜光)と挑戦者の栗原慶太(30=一力)が4日、後楽園ホールで開催された「第622回ダイナミックグローブ」のメインイベントで激突した。
昨年9月以来のダイレクトリマッチ、千葉が返り討ちを果たしたのか? それとも、栗原がリベンジし3度目の戴冠となったのかーー。衝撃のKO決着に、1258人の観客は大熱狂した!
昨年9月以来のダイレクトリマッチ、千葉が返り討ちを果たしたのか? それとも、栗原がリベンジし3度目の戴冠となったのかーー。衝撃のKO決着に、1258人の観客は大熱狂した!
栗原慶太(一力)がリベンジ!
栗原が持ち前の強打を爆発させた! 初回から距離を潰して、豊富な手数で攻め立てると、左ボディ、右ロングフックを叩き込み、ペースを掌握。勝負が決まったのは2回。栗原は左フックから右ストレート打ち抜き、ダウンを演出。立ち上がった千葉に襲い掛かると、怒涛の連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
「ハイペースで最後まで攻めるつもりだった」
3度目の王座返り咲きを果たした栗原は「試合前にこんなにプレッシャーを感じたのは初めて。ボクシングをやってきて号泣したのも初めて。本当にうれしい!」と会心の勝利を喜んだ。
「序盤からプレスをかけて、12ラウンドずっとハイペースで戦うつもりだった。前回は手数が少ない中で、狙い打ちしてしまったので、作戦をガラッと変えて手数を増やした。その中で強打を打ち込んだ」と試合を振り返った。
「序盤からプレスをかけて、12ラウンドずっとハイペースで戦うつもりだった。前回は手数が少ない中で、狙い打ちしてしまったので、作戦をガラッと変えて手数を増やした。その中で強打を打ち込んだ」と試合を振り返った。
「自分のスタイルを肯定した」
今回の試合に向けて、元日本・OPBF東洋太平洋王者の亀海喜寛氏(40)に指導を受けた。12月中旬から亀海氏が考案したメニューで、密度の濃い練習に取り組んだ。「『これが世界レベルか』と思えるくらいキツいメニューだった。練習が嫌になるほど追い込んだことで、スタミナに自信をつけた。2ラウンドのラッシュもまったく疲れなかった」。
亀海喜寛氏に指導を受けた
さらに「自分のスタイルを肯定しよう」とコンパクトに打つのではなく、大振りのパンチも意識して叩き込んだ。「日本では『大振りしてはダメだ』と言われるが、当てることで、相手のリアクションが大きくなり、隙ができる」。
亀海喜寛氏に指導を受けた
さらに「自分のスタイルを肯定しよう」とコンパクトに打つのではなく、大振りのパンチも意識して叩き込んだ。「日本では『大振りしてはダメだ』と言われるが、当てることで、相手のリアクションが大きくなり、隙ができる」。
世界へ一直線!
栗原が目指すのは、あくまでも世界チャンピオンだ。「いつチャンスが来てもいいように準備する。チャンスが来たら一発で獲る。できるだけ早く世界戦をしたい」と拳を握りしめた。
世界しか見ていない
井上尚弥(29=大橋)が王座を返上し、4団体が空位の状態。上位ランカーによる王座決定戦で新チャンピオンが誕生する。現在WBC13位だが、今回の勝利で他団体の世界ランキング入りも見えてきた。
試合前、「前回の試合で、世界から大きく後退したので、また元の位置に戻る」と話した栗原が、世界をアピールする大きな1勝を挙げた。
世界しか見ていない
井上尚弥(29=大橋)が王座を返上し、4団体が空位の状態。上位ランカーによる王座決定戦で新チャンピオンが誕生する。現在WBC13位だが、今回の勝利で他団体の世界ランキング入りも見えてきた。
試合前、「前回の試合で、世界から大きく後退したので、また元の位置に戻る」と話した栗原が、世界をアピールする大きな1勝を挙げた。