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井上尚弥(29=大橋)が4本のベルトを返上したことで、バンタム級の世界戦線が動き始めた。横浜から日本のボクシング界を牽引する大橋秀行会長は13日、井上尚弥の世界王座返上会見の席で、今後のバンタム級戦線にも言及した。
王座奪還に燃えるドネア!
主要4団体、それぞれのベルトの争奪戦となるが、昨年のWBC(世界ボクシング評議会)総会で、バンタム級2位のノニト・ドネア(40=比/米)が、マウリシオ・スレイマン会長から井上が王座を返上した場合には、バンタム級1位のジェイソン・モロニー(32=豪州)と王座決定戦を行うことの確約を取り付けている。
ロドリゲスにも王座奪還のチャンス!
IBF(国際ボクシング連盟)は、1位にビンセント・アストロラビオ(25=比)と2位にエマヌエル・ロドリゲス(30=プエルトリコ)が入っているため、通常のIBFの動きであれば、この2人での王座決定戦が予想される。ちなみに、IBFのランキングは今月6日に更新されている。
兄弟同時世界王者を目指す井上ファミリー
そんな中、大橋会長はスーパーバンタム級からバンタム級へと主戦場を移している井上拓真(27=大橋)の王座決定戦出場という青写真を描いているようだ。
現在、WBA(世界ボクシング協会)のバンタム級は1位が不在のため、拓真は実質1位の2位につけている。拓真はWBOのランキングにも入っているが、スーパーバンタム級4位のため、バンタム級に完全転級後、何位で登録されるかに注目したい。
井上家の動きに注目。
この日の会見で尚弥も「井上家にとって、兄弟同時チャンピオンは近々の目標」と気持ちを込めた。
武居由樹も世界戦線へ名乗りを挙げるか!
大橋会長の口からは、OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹(26=大橋)の名前も飛び出した。バンタム級に階級を落とす可能性に関して、本人と八重樫東トレーナーを交えて話し合われている。