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バンタム級世界主要4団体統一王者の井上尚弥(29=大橋)が13日、横浜市内のホテルで会見を開き、今後の方針を語った。
会見の冒頭、大橋会長より、4本のベルトを返上することが伝えられた。
大橋秀行会長もスーパーバンタム級がベストと太鼓判
一つ一つ思い出に残るベルト。WBAスーパーチャンピオンのベルトは、この日の会見が初のお披露目となった。
スーパーバンタム級への転級の理由として、「バンタム級には、戦いたい相手もいない」と、切り出すと「自分よりもでかい相手との戦い。これからが本当の戦い。皆さんの応援が力になっていく」と、新たな主戦場への思いを語った。
4本のベルトが並んだ会見
大橋会長からは、スーパーバンタム級の初戦の相手は交渉中と話すに留める発言が出たが、モンスターは「トップ戦線で戦ってる選手」との対戦を希望し、「今年30歳になるが、もっと強い井上尚弥を見せていきたい」と続けた。
ここからが本番。
「スーパーバンタム級で敵なしというものを作るには、まだまだ時間がかかる」という井上尚弥。対戦相手に関しての質問には、交渉中を理由にノーコメントとした大橋会長。「スーパーフライ級からバンタム級に上げた時とは、(自身の)評価や立ち位置が違う」と話した尚弥も、具体的に対戦したいボクサーは「4選手いる」と明かしたが、名前は伏せた。
スーパーバンタム級のモンスターが見たい!
年越しは、家族と一緒にゆっくり過ごしたというモンスターだが、ロードワークは、昨年12月13日の4団体統一戦の1週間後には再開し、ジムワークも12月27日にスタートしていたことを明かした。
今後は、今月から国内の選手を相手にスパーリングを再開し、2月と3月には、中南米やアメリカから、スーパーバンタム級やフェザー級の世界ランカーを招聘して、スパーリングのギアを上げていく。
いよいよ最終章!
スーパーバンタム級でも4団体統一を目標とする上で、4年8ヶ月主戦場としてきた53.52kgのリングを引き合いに「アジャストして戦っていくには、バンタム級と同じくらいかかると思うので、スーパーバンタム級が最終章」と話した。「1.8kgアップはプラス」とし、対戦相手の体格的なフレームの不利を差し引いても「プラスマイナスなし」で挑めると、目を輝かせた。