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WBOアジアパシフィック・ミニマム級王座決定戦が4日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第1競技場)で開催された「REAL SPIRITS VOL.84× ミツキ杯SURVIVEvol.23」で行われ、WBC(世界ボクシング評議会)同級6位のマルコ・ジョン・リメンツォ(23=比)とWBO-AP同級3位の小林豪己(23=真正)が空位の王座を争った。
5戦目でタイトル初挑戦を迎えた小林のパフォーマンスに注目が集まった。
5戦目でタイトル初挑戦を迎えた小林のパフォーマンスに注目が集まった。
小林豪己(真正)が大差判定勝ち
タイトル初挑戦の小林が戴冠した。小林がプレスをかけて左ボディを突き刺すと、サウスポーのリメンツォも力強い左ストレートで応戦。中盤までは、一進一退の攻防を繰り広げた。5回、小林は右ボディストレートで動きを止めると、距離を意識しながらワンツーを好打。完全にペースを握ると、9回に右ボディアッパーから連打でダウンをゲット。最後まで攻め切った。
「ボディが効いたのがわかった」
試合後、会見場に現れた小林は「思ったより右ストレートが当たらなかったので、ショートパンチに切り替えた。左ボディで下がらせることができたので、ペースを掴むことができた。途中、危ない場面もあったが、勝てて良かった」と満面の笑みを浮かべた。来週、12月11日(日)に24歳になる小林にとって、最高の勝利だったに違いない。
小林豪己(真正)に期待!
世界ランカーのリメンツォを撃破し、世界ランキング入りも濃厚だ。「日本ランキングにも入っているので、日本王座も狙いたいし、WBOアジアパシフィック王座も防衛していきたい」と2023年の飛躍を誓った。関西からまた一つ今後の活躍が期待される選手が現れた。
「(小林は)スピードがあった
一方、ベルトを獲得することができなかったリメンツォは「(小林は)パワーは感じなかったが、スピードがあった。ボディが効いてしまった」と言葉少なに試合を振り返った。
採点表