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富山で開催された「拳闘の道 第21弾」セミファイナルには、この日プロデビュー戦を迎えた富山県初の女子プロボクサー、石黒紗良(22=トヤマ)が登場。プロ3戦目で初白星を目指す、安久夏実(23=唯心)と対戦した。
微妙に有利な距離をキープ
サウスポー対決となった注目の対決は、身長で勝る石黒が距離を取って、手数と思い切りのいい踏み込みで、先に仕掛ける安久のプレッシャーをかわした。
石黒紗良(22=トヤマ)
試合直後のリング上で、「39-37が2者、40-36が1者」というリングアナのコールに、青コーナーの安久も勝ちを確信した素振りを見せたように、各ラウンド僅差の勝負が続いたが、距離を保って自身のゾーンの中で戦った石黒が初陣を白星で飾った。
近い目標はランキング入りを目指す!
試合後、地元テレビ局などの取材を受けた石黒は「楽しかった」とプロ初戦を笑顔で振り返った。デビュー戦がセミファイナルとあって、リングに上がるまでは緊張したという22歳だが、試合に入ると落ち着きを取り戻していた。「付き合わないように、自分のペースでできた。たくさんの応援もあって、今できることが発揮できてよかったが、倒したかった」と、試合後の取材でも充実感が伝わってきた。今後に関しては「ランカーに入ることが近い目標になった」と目を輝かせた。