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英国・ロンドンのO2アリーナで26日(日本時間27日)、クイーンズベリー・プロモーションズがWBO(世界ボクシング機構)スーパーミドル級暫定王座決定戦を開催した。同級1位ザック・パーカー(28=英)と、元WBA同級暫定王者・2位ジョン・ライダー(35=英)が、英国人対決を見せた。
パーカーの負傷による棄権でライダーが暫定王座獲得
初回、身長とリーチで上回るパーカーが距離を保つと、サウスポーのライダーは、フェイントから左を放つ展開。スイッチも織り交ぜるパーカー、2回もライダーは強引にインファイトに持ち込もうと前に出た。3回は共にリズムが取れず、単発ながらパーカーがパワーショットを当てた。4回に開始から右を当てたパーカーに、ライダーもプレッシャーをかけて、ラウンド終了間際に左ストレートを打ち込んだ。すると、拳を痛めたパーカーは、5回が始まると同時に棄権を申し入れ、いきなりの試合終了。ライダーが5回0分1秒TKO勝利により、暫定王座を獲得した。
暫定王者となったことにより、WBO同級スーパー王座を保持する4冠統一王者サウル"カネロ"アルバレス(32=メキシコ)とのWBO王座統一戦の権利を得たライダーの戦績は、36戦31勝(17KO)5敗。骨折の疑いがある負傷で、初黒星となったパーカーは、23戦22勝(16KO)1敗とした。