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WBOアジアパシフィック(WBO-AP)女子スーパーバンタム級王座決定戦に臨む藤原茜(ワタナベ)が、順調に調整を続けている。2017年4月にプロデビューした藤原のキャリアは、黒星から始まった。試合後、「私、絶対にチャンピオンになります」と悔しがったのが、記憶に新しい。
■試合情報
WATANABEPROMOTION & VICTORIVA 9
セミファイナル
日程:12月1日(木)
第一試合開始:17:50
会場:後楽園ホール
WBO-APスーパーバンタム級王座決定戦
藤原茜(ワタナベ)vs イェスゲン・オユンツェツェグ(モンゴル)
WBO-AP王座を競うイェスゲン・オユンツェツェグ(モンゴル)も侮れない相手だ。「試合の映像がないので、アマチュアの試合を含めて、参考ビデオを探してもらっています」と、プロキャリア1戦1勝としか伝えられていない相手との戦いに挑む。
ボクシングモバイルで可能な限り調べたところ、オユンツェツェグは、今月(2022年11月)のAIBAアジア選手権に出場し、銅メダルを獲得している。試合数が少なかったため、実力の程は伝え切れないが、プロとアマどちらの試合にも出場しているモンゴル代表選手に違いない。
対戦相手の情報は、ほぼ皆無だが、藤原の表情に硬さはない。「タイトル戦をすぐに組んで頂いた、渡辺(均)会長と関係者の皆さんに感謝しています」と笑顔で最終調整に入っている。
コロナ禍の影響もあって、試合から遠ざかっていた藤原だが、今年6月には約2年半ぶりにリングに上がると、日本女子フェザー級チャンピオンの三好喜美佳(川崎新田)に挑戦、ジャッジ三者三様のドローで初戴冠を逃した。「もう一度、三好さんとやりたい」。WBO-APタイトル戦の先の抱負を口にした藤原にとって、今回のタイトル戦は、通過点でしかない。
試合は、12月1日(木)、後楽園ホールで開催される「WATANABEPROMOTION & VICTORIVA 9」のセミファイナルで行われる。当日のメインは、WBO女子世界戦。オール女子興行として注目を集めているビッグデーは、見逃せない。