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日本フェザー級15位の亀田京之介(24=ハラダ)が19日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「Fighting Beat Boxing」のメインイベントに出場。フェザー級8回戦で、元日本ランカーの金井隆明(36=ディアマンテ)と対戦した。
再起2戦目のリングに臨んだ亀田が、ランカーの力を示したのか? それとも12月27日の37歳の誕生日でボクサー定年を迎える金井が、下克上を果たしたのかーー。
再起2戦目のリングに臨んだ亀田が、ランカーの力を示したのか? それとも12月27日の37歳の誕生日でボクサー定年を迎える金井が、下克上を果たしたのかーー。
亀田京之介(ハラダ)がKO勝ち!
シャープなジャブを飛ばす亀田に対し、金井はプレスをかけて右を狙う形でスタート。亀田はスピードを活かした攻撃でペースを握ると、3回に左フックから右ストレートでダウンを演出。立ち上がった金井だったが、足元がふらつき10カウントが数え上げられた。
「2ラウンドでイケると思った」
圧巻のKO勝ちを飾った亀田は、「会場入りしてアップした時に動きが重たくて、いつもと違う感じだった。今日は、違った意味での緊張感があった」と試合前の心境を明かした。それでもスピードとテクニックを見せて、しっかりと仕留め切った。「相手はパンチを振ってくるので、右を被せた。ダウンを奪った右は、抜けた感じで感覚はなかった。やっぱり倒すと気持ちがいいですね」と笑顔を見せた。
「誰ともでも戦う」
さらなる飛躍に期待がかかる。亀田は「チャンスがあれば、誰とでもやる」と意気込んだ。
原田剛志会長
原田剛志会長は「前回の試合でアゴを骨折して、完治するまでに時間がかかった。スパーリングを始めたのも10月からで、十分な調整でない中でよくやったと思う」とジムのエースに及第点を与えた。
「来年は勝負の年。タイトルマッチの前に上位ランカーに挑み、それから日本タイトルを狙わせたい」と、2023年はベルト獲りに本腰を入れていく。
「来年は勝負の年。タイトルマッチの前に上位ランカーに挑み、それから日本タイトルを狙わせたい」と、2023年はベルト獲りに本腰を入れていく。
「ボクシングをやってきて良かった」
一方、これがラストファイトとなった金井は「最後にもらった右は見えなかった。やるだけのことはやったので悔いはないが…、この試合で辞めるつもりはなかったので、複雑な気持ちですね」と苦笑いを浮かべた。
昨年11月に敗れて、一度は引退を決意したが、「このままでは悔いが残る」と、すぐにジムワークを再開。1年間みっちりと課題の修正に取り組み、この日を迎えた。「結果は悔しいが、この試合をやって良かった」。
「いろいろなことがあったが、一つのことを頑張ってやり続けた。ボクシングがあったからこそ、多くの人に出会うことができた。悔しさは残ると思うが、この経験を別のステージに活かしたい」と14年間のボクシング人生を振り返り、最後は晴れやかな表情を見せた。
昨年11月に敗れて、一度は引退を決意したが、「このままでは悔いが残る」と、すぐにジムワークを再開。1年間みっちりと課題の修正に取り組み、この日を迎えた。「結果は悔しいが、この試合をやって良かった」。
「いろいろなことがあったが、一つのことを頑張ってやり続けた。ボクシングがあったからこそ、多くの人に出会うことができた。悔しさは残ると思うが、この経験を別のステージに活かしたい」と14年間のボクシング人生を振り返り、最後は晴れやかな表情を見せた。