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OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルマッチが23日に後楽園ホールで行われ、挑戦者の千葉開(29=横浜光)が、最終12ラウンドTKO勝ちで、新チャンピオンに輝いた。
激戦の末、ベルトを明け渡した前王者の栗原慶太(29=一力)は何を思うのか? 一夜明けた24日に電話取材で心境を聞いた。
再び立ち上がる
「レフェリーストップの瞬間は、すごい喪失感を感じた。失うものが大きかった。応援してくれた人に申し訳ないと思ったし、悔しさもあった…。ダメージがどうこうではなく、現実を受け入れられず、拒絶している自分がいた」と試合直後の心境を明かした。
試合後は、眠ることができない中で、気遣って連絡してくれた人たちに返信した。「負けを受け止めることができて、こんな試合をしながらも、優しい言葉をかけてもらい、まだ夢を追っていいんだなと。何度負けようとも、最後に目標を達成できればいいじゃないか。まだいけるのではないかと思った」と再び立ち上がる決意を示した。
試合後は、眠ることができない中で、気遣って連絡してくれた人たちに返信した。「負けを受け止めることができて、こんな試合をしながらも、優しい言葉をかけてもらい、まだ夢を追っていいんだなと。何度負けようとも、最後に目標を達成できればいいじゃないか。まだいけるのではないかと思った」と再び立ち上がる決意を示した。
「インファイトに対応できなかった」
「小國戦(小國以載=角海老宝石)の前に、横浜光ジムで入口選手(入口裕貴)とスパーリングをしている中で、接近戦を嫌がる素振りを見せてしまったので、千葉選手もインファイトを仕掛けてくると思っていた。対策もしていたが、対応することができなかった」。「ストレートで突き放し、懐に入ってきたらアッパーを合わせようとしたが、ガードが固かった」と、ペースが変わった6ラウンド以降の攻防を振り返った。
「ベストコンディションだった」
「前半、戦ってみて判定でも勝てると思ってしまい、攻め急がなかった。これまでは、勢いで相手が対応する前に倒してきたが、昨日は深追いしなかった。なので、相手としては落ち着いて組み立てることができたのではないか」と、キャリアを重ねたことでの微妙なズレがあったという。
最後まで王者の意地を見せたが…
ポイントで逆転された中で、10ラウンドに猛攻を仕掛けて倒しにかかった。「試合中、何度か効かせた場面があったが、10回は一番のチャンスがきたので、ここで倒せなかったら負けると思い、すべてを出し切った。これまでは心を折ってきたが、千葉さんからは何も感じなかった。『心が折れない!』と。しかし、ここしかチャンスはないので、何でもいいからパンチを当てようとぶん回した。相手の体力が回復したので、パンチを止めた。あとはパンチを浴びながら『どこかで当たってくれ』と奇跡を信じながらパンチを振り続けた」。
進化した栗原慶太に期待!
「世界からは大きく後退したし、4回戦時代とは違って、(年齢的にも)自分には時間がない。前を向くからには、早めにリングに戻ってくる」と進化した姿を見せるつもりだ。
悔しい気持ちをグッと堪えて、昨日の死闘を冷静に振り返った栗原。最後に「負けたにもかかわらず、こうして電話をくださいまして、ありがとうございます」と言われて取材を終えた。
次は、さらに強くなった栗原慶太を、間違いなく見せてくれるに違いない。
悔しい気持ちをグッと堪えて、昨日の死闘を冷静に振り返った栗原。最後に「負けたにもかかわらず、こうして電話をくださいまして、ありがとうございます」と言われて取材を終えた。
次は、さらに強くなった栗原慶太を、間違いなく見せてくれるに違いない。