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[前日計量]2022.7.8

佐々木尽vs関根幸太朗! KO決着間違いなし!

 日本ウェルター級3位の佐々木尽(20=八王子中屋)と2021年度全日本スーパーライト級新人王の関根幸太朗(24=ワタナベ)が8日、都内の日本ボクシングコミッション本部事務局で前日計量に臨んだ。

 両者は、明日(9日)に八王子エスフォルタ・アリーナで開催される「第44回ファイティング・スピリット・シリーズ」のメインイベント、64.5s契約6回戦で対戦する。計量を終えた両者は目を合わせることなく、緊張感を漂わせた。

 試合の模様は、ABEMAで全試合ライブ配信される。
昨年7月の湯場海樹(ワタナベ)戦
 先に秤に乗った佐々木は、契約体重を100g下回る64.4kgでクリアした。昨年7月に湯場海樹(ワタナベ)に大逆転KO勝ちし、「神興行」と言われた八王子大会から1年が経過した。
 
 佐々木は「あれから1年なんですね。自分の中で濃い時間を過ごしてきたので、4〜5年経っている感じ」としみじみと振り返った。自身の体重超過による変則タイトル戦での初黒星。そして、今年4月に5回TKO勝ちで再起と、佐々木は様々なことを経験してきた。
「圧倒的に倒す」
 日本ランキングも3位まで上がり、タイトル戦に弾みをつけたいところだが「自分がチャレンジャーです」とキッパリと言い切った。年齢こそ関根は佐々木より4歳上だが、新人王を獲得したばかりの新鋭だ。しかし、佐々木が自らを挑戦者と言うのには理由があった。プロボクサーになる前の高校生の時に当時、拓殖大学ボクシング部で活躍していた関根とスパーリングで拳を交えたことがある。その際、「こんなに差があるのか」とまったく歯が立たなかったという。

パンチのキレが増した

 しかし、「あの時より(自分の)スキルは上がっている。スパーリングのリベンジのつもりで戦う。パンチが強くて危険な相手だが、噛み合うと思う」と話すと、「お客さんを盛り上げて圧倒的に倒すだけ。昨年の試合とはまた違うものを見せる。自信しかない!」と堂々とKO宣言した。
2021年度全日本新人王
 一方の関根は、300gアンダーの64.2sでクリアした。今年2月に全日本新人王を獲得し、大会MVPも受賞。ここまで3戦全勝(3KO)と、テクニックを兼ね備えたハードパンチャーだ。「相手は格上だが、実力は自分の方が上。技術で上回って倒す」と、こちらも自信たっぷりだった。佐々木とのスパーリングは「印象に残っていない」ときっぱり。
「テクニックで倒す」
 八王子は、大学時代を過ごした街で馴染みがあるという。佐々木の強打に警戒が必要だが「ブロックには自信がある」と言うと、「勝てば上位ランカー。ここからタイトルを狙っていく」と静かに闘志を燃やした。
神興行、再び!

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