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WBO世界ライトフライ級タイトル戦が25日、米国フロリダ州で開催された。この試合でチャンピオンのジョナサン・ゴンザレス(31=プエルトリコ)が初防衛に成功すれば、WBA(世界ボクシング協会)スーパーチャンピオンの京口紘人(28=ワタナベ)と、9月17日に王座統一戦が行われる可能性が高い。挑戦者のマーク・アンソニー・バリガ(29=フィリピン)との一戦に注目が集まった。
ゴンザレス防衛成功 判定:3-0 (115-113,117-111,117-111)
サウスポーのハードパンチャー対決は、初回にバリガがカウンターを合わせて右フックを強打するなど、早いラウンドに決着がつきそうな雰囲気が漂った。しかし、3回にローブローで、チャンピオンに数分のリカバリータイムが与えられて以降は、中間距離からの居合抜きの繰り返しとなり、両者ともに仕掛けてはクリンチで終わる展開が続いた。5回には、バッティングでゴンザレスが左目下をカット。6回の始まりにドクターチェックが入った。試合は、単調なテンポが続いた。11回に距離をとったゴンザレスが試合のリズムを変えるチャンスもあったが、結局は判定に。ゴンザレスは初防衛に成功したが、右目眉もカットしたようにも見えた。この負傷が9月中旬の京口との王座統一戦に影響がないことを願うばかりだ。