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元日本・OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(34=FLARE山上)が23日、後楽園ホールで開催された「DANGAN251」のセミファイナルに登場。日本同級9位の水谷直人(33=KG大和)とスーパーバンタム級8回戦で対戦した。
昨年11月に井上拓真(大橋)に敗れて以来の再起戦に臨んだ和氣が復活を遂げたのか? それとも水谷が一泡吹かせたのかーー。
昨年11月に井上拓真(大橋)に敗れて以来の再起戦に臨んだ和氣が復活を遂げたのか? それとも水谷が一泡吹かせたのかーー。
和氣慎吾(FLARE山上)が再起に成功
サウスポー同士の一戦は、ガードを固めながら距離を詰めてくる水谷に対し、和氣はジャブからワンツー、さらに左ボディアッパーを決めてペースを掌握。上下に打ち分けダメージを与えるが、水谷の粘りに手を焼き、単発の左を浴びる場面も。それでも着実に攻め立てると、7回に上下のコンビネーションを決め、レフェリーストップに持ち込んだ。
「本調子ではなかった」
「体が重くて本調子ではなかった。もっと動けるかと思ったが…。内容はまったく良くなかった。相手はしっかりと対策してきて、こっちの対策がハマらなかった。勝って首の皮が一枚繋がった」。再起を飾った和氣だが、そこに勝者の笑顔はなかった。
井上戦後は、進退について悩んだ。しかし、赤井祥彦代表から「とりあえず体を動かしに来なよ」と言われてジムワークを再開したのが、1月下旬のこと。次第に再起へと心が動いた。
井上戦後は、進退について悩んだ。しかし、赤井祥彦代表から「とりあえず体を動かしに来なよ」と言われてジムワークを再開したのが、1月下旬のこと。次第に再起へと心が動いた。
「世界ランカーと戦いたい」
「本調子でない中、乗り越えることができた。明日からすぐに練習を再開する。次は胸を張って勝利を届けたい」と次戦での完全復活を約束すると、「34歳でボクシング人生もそう長くはない。焦りながらもチャンスを探っていきたい」と、世界ランカーとの対戦を希望した。