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WBC(世界ボクシング評議会)ライト級13位の中谷正義(33=帝拳)が13日、後楽園ホールで開催された「第613回ダイナミックグローブ」のメインイベントに出場。WBOアジアパシフィック同級13位のハルモニート・デラトーレ(28=比)を相手に、復帰戦に臨んだ。
約3年半ぶりに日本のリングに上がった中谷は、世界をアピールする内容を見せることができたのかーー。
約3年半ぶりに日本のリングに上がった中谷は、世界をアピールする内容を見せることができたのかーー。
中谷正義(帝拳)が初回KO勝ち!
中谷が格の違いを見せつけた。ジャブから組み立てた中谷は、打ち下ろしの右ストレートでダウンを演出。再開後、左ボディを決めて10カウント聞かせた。昨年6月、米国ラスベガスで元世界3階級制覇王者のワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)に敗れて以来の再起戦を圧勝した。
試合直前にミット打ちしたパンチがハマった
傷一つなく、会見場に現れた中谷は「試合直前に、粟生さん(粟生隆寛トレーナー)とミット打ちをした時に『しっかりと打ち下ろしていこう』と言われたパンチが見事に決まった」と、最初にダウンを奪った右ストレートについて説明すると、「仕留める時も基本に忠実に戦うことを心掛けた」と冷静に振り返った。
「基本に忠実を心掛けた」
試合前は「勝つだけではダメ。不甲斐ない内容を見せたら進退も考えないといけない」と、3年6ヶ月ぶりの国内での試合にプレッシャーを感じていたようだが、圧巻のパフォーマンスを見せた。
久しぶりの後楽園ホールは楽しかった
ロマチェンコ戦を経て「思い切り攻めるだけでは限界。テクニックの差を感じた」と話したが、「フィジカルで劣っているとは思わなかった。しっかりと準備したら世界でも戦える」と手応えも掴んだようだ。
「負けてから1年間、やってきた練習は無駄ではないことを証明できた」とわずか1分16秒の決着だったが、この試合での収穫を口にした。
久しぶりの後楽園ホールは楽しかった
ロマチェンコ戦を経て「思い切り攻めるだけでは限界。テクニックの差を感じた」と話したが、「フィジカルで劣っているとは思わなかった。しっかりと準備したら世界でも戦える」と手応えも掴んだようだ。
「負けてから1年間、やってきた練習は無駄ではないことを証明できた」とわずか1分16秒の決着だったが、この試合での収穫を口にした。
ライト級に中谷正義が帰ってきた!
目指すところは、ライト級での世界王者だ。「(ライト級で)世界を狙うのは簡単なことではない。焦らず次のチャンスを待つ」とじっくりと拳を磨いていく。