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元日本スーパーライト級王者で同級1位の永田大士(32=三迫)が30日、後楽園ホールで開催された「MISAKO BOXING」のセミファイナルに出場。スーパーライト級8回戦で、近藤哲哉(25=横田スポーツ)を迎えての再起戦に臨んだ。
昨年6月の日本王座戦以来の再起戦である永田が復活したのか? それとも4度目のランカー挑戦の近藤が下克上を果たしたのかーー。
昨年6月の日本王座戦以来の再起戦である永田が復活したのか? それとも4度目のランカー挑戦の近藤が下克上を果たしたのかーー。
永田大士(三迫)が再起に成功
終始、冷静さを保った永田が元王者の貫禄を示した。序盤こそ動きが硬かったサウスポー永田だが、左ストレートをヒットし、見栄えの良さをアピール。パワフルに攻めてくる近藤のパンチをブロックすると、一瞬の隙を逃さず、的確なパンチでポイントを加点した。6回に偶然のバッティングで右目尻をカットしたが、最後までペースを渡さなかった。
「自分で崩れないことを心掛けた」
試合後、取材に応じた永田は「序盤は、自分でもびっくりするくらい緊張していたが、感情的にならず力を制御することを心掛けた。カットして目が見えにくい中でも、集中して戦うことができた。加藤さん(加藤健太トレーナー)と取り組んできたことを出すことができたと思う」と快勝に及第点を与えた。
タイトル奪還へ!
現在、日本ランキング1位でタイトル挑戦に最も近い位置にいる。「会長と相談してからになるが、チャンスがあれば挑みたい」と、ベルト奪還に闘志を燃やした。