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[立ち話]2022.5.21

畑中建人は2人体制で強打に磨きをかける!

 WBC(世界ボクシング評議会)フライ級14位の畑中建人(24=畑中)を直撃! 現在12戦全勝(9KO)で、タイトル挑戦に期待が膨らむ畑中。父であり元WBC世界スーパーバンタム級王者の畑中清詞会長と、元OPBF東洋太平洋スーパーフライ級王者の石原英康コーチによるミット打ちで腕に磨きをかけている。

 日本初の親子での世界王者誕生を目指すサラブレットは、虎視眈々とベルトを狙っている。
畑中清詞会長とのミット打ちは左が中心
 毎日のジムワークを2人体制で教えてもらっている。畑中会長とのミット打ちはテンポを重視、石原氏とのミット打ちは一発一発をしっかりと打っていた。長時間の練習に「たしかにキツくてしんどいが、今は質より量を重視している」と語った。
石原英康氏とのミット打ちは主にワンツー
 畑中は「会長にはテンポと左を教えてもらっている」。続けて、石原氏がジムに到着すると「先生(石原氏)には体の使い方や基本が中心。ワンツーを極めたい」と、ミットに力強いパンチを叩き込んだ。
シングルのパンチングボールも取り入れていた
 今では、あまり見かけることが少なくなったシングルのパンチングボールも、練習メニューに取り入れている。2017年にメキシコ合宿に行ってから取り入れたという。「ジムに置いていなかったので、メキシコで買ってきて自分専用。左のミート率を上げるためにやっている」。
進化した畑中建人に注目!
 さらにアニマルフロー(さまざまな動きを組み合わせて行う自重トレーニングで、動物的な動きで全身をフルに駆使する)を取り入れることで、「肩甲骨の可動域の使い方が変わってきた。近い距離でも強いパンチを打つことができるようになった」と手応えを感じていた。

 「早く試合がしたいが、今はしっかりと鍛えて強くなっていく」。畑中の次戦が楽しみだ。

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