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日本ミドル級王座決定戦、同級1位の国本陸(24=六島)対同級2位の酒井幹生(28=角海老宝石)が17日、大阪市立住吉区民センターで開催された「You will be the Champion12」のメインイベントで行われた。
2度目の王座挑戦の国本が戴冠したのか? それとも酒井がベルトを奪ったのかーー。注目の一戦のゴングが鳴り響いた!
2度目の王座挑戦の国本が戴冠したのか? それとも酒井がベルトを奪ったのかーー。注目の一戦のゴングが鳴り響いた!
国本陸(六島)が王座獲得!
ジャブを軸に冷静に攻め立てた国本が完勝した。国本は初回から左を決めてペースを掌握。前半終了時の公開採点をフルマーク(50-45×3)で折り返すと、左ボディを織り交ぜた攻撃でダメージを与えた。右アッパーで反撃に転じた酒井だが、国本はガッチリとガードを固めて最後までプレスをかけ続けて勝利のゴールテープを切った。
「ずっと欲しかったベルト」
試合後、囲み取材に応じた国本は「歴代のチャンピオンが巻いてきたベルトは重いですね。めちゃくちゃうれしい」とベルトを見てしみじみと語った。
これまではムキになり不用意なパンチを浴びる試合もあったが「武市さん(武市晃輔チーフトレーナー)から『ジャブは良いので徹底して出していこう』と。そして『攻め過ぎないことも大事』とアドバイスをもらった。9ラウンドに攻められたが『これは喧嘩ではない』と、言い聞かせて戦った」とメンタル面での成長を実感していた。"西の策士"武市チーフトレーナーの作戦を最後まで忠実に遂行したことを強調した。
これまではムキになり不用意なパンチを浴びる試合もあったが「武市さん(武市晃輔チーフトレーナー)から『ジャブは良いので徹底して出していこう』と。そして『攻め過ぎないことも大事』とアドバイスをもらった。9ラウンドに攻められたが『これは喧嘩ではない』と、言い聞かせて戦った」とメンタル面での成長を実感していた。"西の策士"武市チーフトレーナーの作戦を最後まで忠実に遂行したことを強調した。
左:武市晃輔チーフトレーナー
今後の目標を聞かれた国本は「ランカーは少ないが、全員倒して国内にある残りのベルト(OPBF東洋太平洋王座=竹迫司登とWBOアジアパシフィック王座=野中悠樹)もすべて獲りたい」と国内ミドル級最強を証明していくつもりだ。
「パワー勝負をしてしまった」
一方、5戦目で初黒星を喫した酒井は「ジャブがくるのは想定していたが、見えずらかった。見えないパンチを見ようとしすぎて考え込んでしまった。相手のガードが固く右アッパーは入ったが、右の被せを当てることができなかった」と淡々と振り返った。
採点表