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WBOアジアパシフィック女子バンタム級王座決定戦が、16日エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「REAL SPIRITS.79」のメインイベントで行われ、日本女子同級2位平安山裕子(35=平仲)と同級3位の赤林檎(あかりんご/27=真正)が空位の王座を争った。
試合は初回から大きく動いた。
試合は初回から大きく動いた。
赤林檎(真正)がKO勝ち!
赤林檎が強打を爆発させてベルトを奪った。初回からジャブでプレスをかけると、右フックを決めてダウンを先取。勝負が決まったのは2回。距離を詰めてコーナーに押し込むと、連打で2度目のダウンを奪いフィニッシュした。これまでKO負けがなかった平安山を仕留めた。
「今日はジャブがよく出た」
3戦目で新チャンピオンに輝いた赤林檎は「本来の自分らしいボクシングができた。試合前に相手はKO負けをしたことがないと聞いていたので、より気合いが入った。今日は力まずにパンチを打つことができた」と、会心の勝利に声を弾ませた。
「頂点を目指す」
この日のセミファイナルでは、同じ階級の日本王者の谷山佳菜子(35=ワタナベ)が初防衛に成功した。リング上で谷山との王座統一戦を呼びかけた赤林檎は「これからもいただいたチャンスはすべてモノにしていく」と抱負を語った。
総合格闘技からボクシングに転向してチャンピオンに就いた赤林檎。今後の活躍から目が離せない。
総合格闘技からボクシングに転向してチャンピオンに就いた赤林檎。今後の活躍から目が離せない。
「パンチが強かった」
一方、初のKO負けを喫した平安山は「リーチが長くてやりにくかった。初回は様子を見て、それからどう戦うか決めようと思ったが、ペースを取られてしまった」と肩を落とした。