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WBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー・IBF(国際ボクシング連盟)同級王者の井上尚弥(29=大橋)が14日、横浜市内の所属ジムで日本ユース・スーパーバンタム級王者の津川龍也(21=ミツキ)、元WBO(世界ボクシング機構)フェザー級1位のゼネシス・カシミ・セルバニア(30=カシミ)を相手にスパーリングを行った。
6月7日(火)にさいたまスーパーアリーナで予定されている、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者のノニト・ドネア(39=米)との3団体王座統一戦に向けて順調な調整をアピールした。
6月7日(火)にさいたまスーパーアリーナで予定されている、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者のノニト・ドネア(39=米)との3団体王座統一戦に向けて順調な調整をアピールした。
相手のパンチを見切った
この日、初めて津川と拳を交えた井上は、早々に相手の距離を掴むとボディワークでパンチを回避。キレ味抜群のジャブ、強烈な左ボディを突き刺した。さらに緩急をつけるなど引き出しの多さを見せた。津川も最後まで食い下がり、懸命にパンチを繰り出した。大橋秀行会長は「スピードもタイミングもパワーも全開だった」と仕上がりの良さに太鼓判を押した。
決戦は、6月7日。
井上とのスパーリングを終えた津川は「向かい合った瞬間から『何か来るんやろ』と、最初から最後まで常に気を抜くことができなかった。上下左右すべてのパンチがフェイントになっていて、どこからパンチが来るのかという感じでした」。「ジャブがすごくて下半身がまったくブレずに拳に力を伝えている」と、モンスターの強さを肌で感じていた。
世紀の再戦はさいたまスーパーアリーナ!
「自分も井上選手のボクシングスタイルをこの期間で吸収できるように頑張ります」と強さに磨きをかける。大橋ジム独特の緊張感の中での井上とのスパーリングは、21歳の若武者にとってこれ以上ない経験となっている。
「すべてのパンチがフェイントになっている」津川龍也