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WBA(世界ボクシング協会)フライ級王者の藤岡奈穂子(46=T&H)が9日(日本時間10日)、米国・テキサス州サンアントニオのアラモドームで、WBC(世界ボクシング評議会)同級王者のマーレン・エスパルザ(32=米国)と2団体王座統一戦に挑んだ。試合は初回から火の出る大打撃戦となった。
激しい打撃戦の末エスパルザが判定で王座統一
初回から左右のフックで迫る藤岡、エスパルザも右をヒットさせて序盤から白熱の撃ち合いを見せる。中盤に入ると藤岡は右を直撃させパワーで上回ると、エスパルザも先にジャブを刺し右カウンターを狙う。すると8回、藤岡が再び右ストレートで腰を落とさせ山場を作った。終盤も手数の落ちない両者、藤岡がワイルドにフックを振り抜けば、エスパルザも細かくパンチを打ち込む一進一退の展開。最終回も藤岡は右を決めれば、エスパルザも連打から右に繋げるなど最後まで戦い抜きゴング。観客から大きな声援が両選手に送られた。判定は3-0(97-93×2、100-90)でエスパルザが勝利し王座を統一した。
試合終了後、現地のアナは離れ過ぎたスコアに苦言を示し、再戦すべき素晴らしい内容だったと語った。2冠統一王者となったエスパルザの戦績は、14戦13勝(1KO)1敗。王座を失うもサンアントニオの観客から大きなリスペクトを受けた藤岡は、24戦19勝(7KO)4敗1分とした。