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ハラダジム主催の「FIGHTING BEAT BOXING 」9日、大阪・阿倍野区民センターで開催され、2022年度西日本新人王予選がスタートした。
メインイベントの西日本新人王ウェルター級4回戦では、矢野翔斗(23=ハラダ)と堀井一樹(20=VADY)が激突した。
新人王トーナメントを勝ち進んだのはーー。
開始からパンチが交錯するスリリングな展開を繰り広げる中、サウスポー堀井は矢野の入り際に左ストレートを合わせて腰を沈めさせたが、終盤に矢野は強烈な右ストレートで倒すと、レフェリーは即座に試合を止めた。衝撃のKO勝ちを収めた矢野は新人王トーナメントにコマを進めた。
「今日の試合は全然(ダメ)でした。普段の練習の10%も出せなかった」と開口一番、反省の弁を口にした矢野。序盤にもらった左ストレートで「少し効いてしまった」と言うと、「相手は懐が深くていいパンチをもらってしまった。最初(自分の)動きが固かったので、そこから腹を括って前に出ようと思った」と試合を振り返った。
フィニッシュブローの右ストレートは「最初に右を当てた時に手応えを感じていたので、右ストレートが当たったら倒せると思っていた」と自信を持って打ち抜いた一撃だった。
次戦は7月の予定。「今日の反省点は、何度か左ストレートをもらってしまったこと、1から練習してレベルを上げていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
第7試合、西日本新人王ウェルター級4回戦では、池田優一(24=本橋)とジョップ・ムスタファ・ジョム(18=エディT)が激突した。
柔らかくリズムを取りながら前に出るジョップに対し、池田はワンツー、ボディでプッシュすると、右カウンターでダウンを先取。再開後、攻撃の手を緩めずワンツー、右ストレートを好打し、左フックで再度倒すと、ジョップのダメージを見てレフェリーが試合を止めた。
デビュー戦でインパクトある勝利を飾った池田は、出稽古で数多くのスパーリングを重ねたようで「相手のパンチは思ったほどではなかった。スパーリングの方がキツかった」と、練習の成果が出たことに納得の表情だった。試合中は冷静に戦えたようで「倒した左フックは手応えがあった。倒れた瞬間どうなるかな?と思ったが、こんなに早く試合が終わるとは思わなかった」と驚いていた。
尊敬する選手がゲンナジー・ゴロフキンと村田諒太だという池田は、今夜の大一番を「これから安心してゆっくり試合を観れます!」と嬉しそうな表情で語った。