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[発表会見]2022.3.15

アマ10冠! 今永虎雅がプロに転向!

 大橋ボクシングジムは15日、横浜市内のジムで記者会見を開き、今永虎雅(いまなが・たいが/22)のプロ転向を発表した。

 奈良・王寺工業高校で、史上初の8冠(全国選抜2連覇、インターハイ3連覇、国体3連覇)を成し遂げた今永は、東洋大学ボクシング部に進むと国体優勝、台北国際招待トーナメント優勝と、合計10冠を達成。126戦113勝(26RSC)13敗の成績を残した。プロではライト級で頂点を目指す。
「得意なパンチは左ストレート」
 記者会見で、終始緊張の面持ちを見せていた今永だが「アマチュアからプロに進みプレッシャーはないか?」という質問に対し、「多少はあるが、ここからはアマチュアの結果は関係ない」とキッパリと話し、プロのリングに飛び込む覚悟を示した。

 5歳で空手を始めた今永は、中学1年で大阪のボクシングジムに入門。「やるからには一番上を目指したい」とプロボクサーを志した。いくつかジムを見学し「練習中の活気がすごくて、ここで強くなりたい」と大橋ジムに入門した。  

 サウスポースタイルから打ち込む左ストレートが武器だが「これからは、右もしっかりと鍛えていきたい」。
英才教育で鍛えていく
 会見に同席した大橋秀行会長は「パンチが強くてディフェンスが良い。練習熱心でプロ向き」と実力を絶賛。「ライト級という熱い階級で世界を狙わせる。世界的に層が厚い階級なので、じっくりとキャリアを積ませていく。まずは年内に日本ランク入りできれば」と青写真を描いた。

 現在は、松本好二トレーナーと八重樫東トレーナーの2人体制で指導していて、今週末からは、野木丈司トレーナー(志成ジム)による合同階段ダッシュトレーニングに参加。さらに八重樫氏指導の下、フィジカルトレーニングも行うという。
スーパールーキーに期待!
 WBA(世界ボクシング協会)スーパー、IBF(国際ボクシング連盟)バンタム級統一王者の井上尚弥(28)のスパーリングを見た今永は「どのようにしたら、あのような動きができるんだろう」と大いに刺激を受けているようだ。「井上さんのように、相手に何もさせずに倒すボクシングを目指す」と語った。

 「世界王者を目指すのはもちろんだが、まずはデビュー戦を勝つこと」。4月26日(火)にB級(6回戦)プロテストを受験し、6月下旬にデビュー予定だという。 

 大橋ジムは、中央大学ボクシング部出身でインターハイ準優勝、国体準優勝の田中湧也(たなかゆうや/22)と日章学園出身インターハイ優勝の山川健太(17)のプロ入りも発表した。

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