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前OPBF東洋太平洋バンタム級王者の中嶋一輝(28=大橋)が8日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.86」のメインイベントに登場。56.0kg契約8回戦で、川島翔平(30=真正)と対戦した。
昨年10月のタイトルマッチ以来のリングに上がった中嶋の動きに注目が集まった。
昨年10月のタイトルマッチ以来のリングに上がった中嶋の動きに注目が集まった。
中嶋一輝(大橋)が一撃KO!
注目を集めた前OPBF東洋太平洋バンタム級チャンピオン中嶋の再起戦。ゴングが鳴るとサウスポー中嶋が、ジリジリと距離を詰めて様子を伺うのに対し、川島はロングレンジから右を返しチャンスを探った。試合を決めたのは、初回終了間際に放たれた中嶋の左ストレート。痛烈なダウンを喫した川島は、目を抑えながらも、なんとか立ち上がったが、10カウントが数え上げられた。
「練習通りの動きができた」
再起に成功した中嶋は「階級を上げたことで減量が楽になり、練習通りに動くことができた。最近は倒したい気持ちが出すぎていたので、今日はアマチュア時代の距離を取る動きを取り入れた。リラックスしながら戦うことができた」と冷静に試合を振り返った。
32秒KO勝ち!
日本フライ級12位の桑原拓(26=大橋)が、昨年7月の日本タイトル挑戦以来の再起戦に臨んだ。拳を交えたのは、この日のA級初戦が、自身初のランカー挑戦となった久野喬(29=スターロード)。初回、桑原が左フックでグラつかせると、迷わず怒涛の連打を浴びせてレフェリーストップに持ち込んだ。桑原が試合開始32秒で見事に復活を果たした。
「前戦の不安を払しょくすることができた」
わずか32秒で決着をつけた桑原は「今回は減量もリカバリーも完璧で、力の乗りが違った。ジャブと同じ軌道で打ったフックで感触があった。テンプルに当たり相手の目が飛んでいるのがわかったので、仕留めに行った」と話すと、「もっとリングの感触を確かめたかった」と、圧勝にも満足することはなかった。
大橋会長にとって最高の誕生日
会見に同席した大橋秀行会長は「良い結果だったが、もっと長いラウンドでの攻防を見せて、後半に倒しても良かったのではないか。桑原はパワーがついたし、中嶋はスーパーバンタム級が合っている。チャンスがあれば、すぐにタイトルを狙わせたい」と感想を語った。
アンダーカードに出場した安達陸虎(23)もKO勝ちし、大橋ジム所属の選手は3戦全勝(3KO)で興行を終えた。この日、57歳の誕生日を迎えた大橋会長にとって最高の日になった。
アンダーカードに出場した安達陸虎(23)もKO勝ちし、大橋ジム所属の選手は3戦全勝(3KO)で興行を終えた。この日、57歳の誕生日を迎えた大橋会長にとって最高の日になった。