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[試合後談話]2022.3.8

井上尚弥も絶賛! 日本ユース王座戦!

 日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチが8日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.86」で行われ、王者の石川春樹(22=RK蒲田)対挑戦者で2019年全日本同級新人王の津川龍也(21=ミツキ)がハイレベルな攻防を繰り広げた。

 強打の石川が初防衛に成功したのか? それともタイトル初挑戦の津川がベルトを大阪に持ち帰ったのか?

 リングサイドで観戦したWBAスーパー・IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)も絶賛した試合、勝利したのはーー。
津川龍也(ミツキ)が新チャンピオン!
 この日の興行のプロモーターを務めた大橋秀行会長によると、「ユースタイトルマッチが楽しかった。津川選手をスパーリングパートナーに呼んでほしい」と、早くもモンスターからのリクエストがあったことを明かした。

 序盤は、津川がジャブから左ボディに繋げて先制攻撃。しかし、石川は4回に得意の左フックを決めて反撃。津川は左を軸に立て直しを図ると左ボディを痛打。お互いの意地がぶつかり合い、会場は大いに盛り上がった。その後は、津川が距離をキープしながらジャブからワンツーを好打しポイントを加点。試合が決まったのは7回。津川が攻勢をかけたところで石川陣営が棄権を申し出た。
「ジャブを意識した」
 試合後に取材に応じた津川は「相手はタフで気持ちが強かった。接近戦だと分が悪いので、ジャブが当たる距離で戦うことを意識した。効いているのがわかったので、7回に仕留めにいった。ベルトを獲ることができて本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべた。
次戦は7月下旬を予定
 中村喜𠮷治会長は「4ラウンド以外は危なげない試合運びだった。今回は走り込み合宿から気持ちが乗っていて調子が良かった」と、津川の成長に目を細めた。

 7月下旬に大阪で自主興行を予定していて、そこで津川のユース王座初防衛戦を行う予定だという。
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