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[追悼式]2022.2.14

星野敬太郎さんを偲ぶ

 昨年10月に52歳で亡くなった元WBA(世界ボクシング協会)ミニマム級王者の故・星野敬太郎さんの追悼セレモニーが14日(月)、後楽園ホールで行われ、師匠だった花形進会長がリング上から故人を偲ぶと、10カウントゴングが打ち鳴らされた。
日本初の師弟世界チャンピオン
 1988年11月にデビューした星野さんは初戦こそ敗れたが、1996年8月に日本ミニマム級王座を獲得すると、5度の防衛に成功。2000年2月にジョマ・ガンボア(比国)に判定勝ちし、WBA世界ミニマム級王座に輝いた。花形会長も現役時代に世界フライ級王者となっていて、日本初の「師弟世界王者」誕生となった。

 花形会長は「現役時代は、引退したり撤回したりを続けていたが、世界チャンピオンになってくれた。もっともっと自分の手で選手を育てたい、そんな気持ちもあっただろうに、52歳での死は若すぎる。残念です。ご冥福をお祈りします」と挨拶した。
ミニマム級を牽引した
 初防衛戦でチャナ・ポー・パオイン(タイ)に判定負けを喫して王座を陥落したが、2002年1月に行われた王座決定戦で世界チャンピオンに返り咲いた。その王座も初防衛で失うと、2003年6月にWBC(世界ボクシング評議会)ミニマム級王者のホセ・アントニオ・アギーレ(メキシコ)に挑戦し、3度目の世界王座を目指したが(12回TKO負け)、その試合を最後にグローブを吊るした。

 引退後は、岐阜県各務原市で「コパン星野敬太郎ジム」を設立し、キッズボクサーの育成・普及に力を注いだ。その後、ボクシング界を離れ、2019年から沖縄に移住していた。

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