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元世界王者の山中竜也氏の妹で日本アトム級7位の山中菫(やまなかすみれ/20=真正)が18日、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「REAL SPIRITS.77」に出場。女子アトム級6回戦で同級4位の樽井捺月(30=山木)と対戦した。
山中は、タイトル挑戦経験のある樽井を相手にどのような動きを見せたのか――。
山中は、タイトル挑戦経験のある樽井を相手にどのような動きを見せたのか――。
山中菫(真正)が勝利
樽井の右カウンターでペースを握ることができなかった山中だが、中盤からプレスをかけて左ストレート、右ボディを好打。樽井も上下のコンビネーションで負けじと打ち合った。終盤、山中はプッシュしながら左をねじ込みジャッジに攻勢をアピールした。接戦を制した山中が4戦全勝とした。
「気持ちで負けたくなかった」
試合後に取材に応じた山中は「相手はパンチを合わせるのが上手くて、一発もらってしまった。最終ラウンドを取れていなかったら負けていたかもしれない。パンチが単発で繋ぎで打てなかったのが反省点。次に活かします」と試合を振り返った。
兄・竜也と世界王者を目指す
決戦当日の朝に兄でありこの日、現役復帰を宣言した元WBO世界ミニマム王者の山中竜也氏からLINEで「自分の感覚を大事に」とアドバイスをもらったことを明かした。
ランキング上位の樽井を撃破した山中は「会長が組んでくれた試合を勝っていき、いずれ日本王座に挑戦できれば」と抱負を語った。
ランキング上位の樽井を撃破した山中は「会長が組んでくれた試合を勝っていき、いずれ日本王座に挑戦できれば」と抱負を語った。