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日本時間の20日、米国・ニューハンプシャー州マンチェスターのSNHVアリーナで行われたトリプル世界戦で、フライ級とミドル級の世界王者が防衛戦に臨んだ。
WBC(世界ボクシング評議会)フライ級王者フリオ・セサール・マルティネス・アギュラー(26=メキシコ)が、WBC世界同級暫定王者マック・ウィリアムス・アローヨ(35=プエルトリコ)を相手にWBC王座統一戦に臨んだ。
メインイベントではWBO(世界ボクシング機構)ミドル級王者デミトリアス・アンドレイド(33=米)が地元のリングでのV5戦を、WBO10位ジェイソン・クイグリー(30=米)を相手に迎えた。
初回からエキサイティングな立ち上がりとなったWBC世界フライ級王座統一戦。開始からから攻め込むアローヨが初回半ばに左フックを顎に決めてダウンを奪った。しかし、立ち上がったマルティネスは逆に左フックをお見舞いしダウンを奪い返し、カウント8で初回終了のゴング。続く2回もマルティネスが左フックを効かせダウンを追加。アローヨは右まぶたと目尻の2箇所から出血してゴング。3回開始前にドクターチェックがアローヨに入ると右目には腫れも広がっており試合終了、バッティングによる負傷として無効試合とアナウンスされた。
試合を優位に進めるも、またも結果に結びつかなかったマルティネスは21戦18勝(14KO)1敗2無効試合。アローヨは26戦21勝(16KO)4敗1無効試合となった。
アンドレイドが初回から猛攻、サウスポースタイルの連打でクイグリーからダウンを奪う立ち上がり。続く2回も再びアンドレイドが右フックを当て、クイグリーは右グローブをマットに着くもレフェリーが見逃しダウンはは流された。しかし、アンドレイドは再び右フックで2度目のダウンを奪い、再開後も連打でクイグリーを追い詰めコーナーで倒れると、レフェリーは試合をストップ。2回2分24秒TKO勝利でアンドレイドがV5を達成した。
試合後、次にミドル級や上の階級でのビッグマッチを口にしたアンドレイドは31戦全勝(19KO)。防戦一方で敗れたクイグリーは21戦19勝(14KO)2敗とした。