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日本&WBOアジアパシフィック・スーパーライト級王座決定戦が19日、後楽園ホールで開催された「フェニックスバトル.81」のメインイベントで行われ、IBF(国際ボクシング連盟)同級6位の平岡アンディ(25=大橋)と日本ユース・スーパーライト級王者の佐々木尽(20=八王子中屋)が空位の王座をかけて拳を交えた。
佐々木が前日計量で1.8sオーバーしたため、平岡が勝った場合のみタイトル獲得となり、佐々木が勝った場合は王座は空位となる変則タイトル戦として行われた。
佐々木が前日計量で1.8sオーバーしたため、平岡が勝った場合のみタイトル獲得となり、佐々木が勝った場合は王座は空位となる変則タイトル戦として行われた。
平岡アンディ(大橋)が2冠王者
佐々木の強打を空転させた平岡が最後はキッチリと仕留めた。サウスポー平岡がジャブから組み立てると佐々木の左ロングフックをスウェーで回避。リングを大きく使いながら打ち合いを避けた。佐々木は強気の姿勢を崩さず果敢に前に出たが、平岡は上下に打ち分けペースを維持。平岡は、5回終了時の公開採点を48-47×1、49-46×2でリードすると7回に連打でダウンを演出。さらに左アッパーから右フックでダウンを追加。11回、勝利に執念を燃やす佐々木に右アッパーを決めてレフェリーストップに持ち込んだ。
「KOで勝てて嬉しい」
2冠王者に輝いた平岡は「これだけ注目されている試合で最後はKOで勝つことができて良かった。応援してくれるお客さんに恩返しができた」と満面の笑みを浮かべると、「相手よりも自分を磨いて強くなっていきたい。父(ジャスティストレーナー)と二人三脚で上を目指していく」と飛躍を誓った。
関根勤さんも喜んだ
この日は平岡の幼少期を知るタレントの関根勤さんがゲスト解説を務めた。当時10歳だった平岡は、人気バラエティ番組「さんまのスーパーからくりTV」に出演。「気弱なボクシング少年」としてお茶の間の人気を集めた。会見に同席した関根さんは「親戚のおじさんのような気持ちで見ていた。攻防が一体で素晴らしい試合。チャンピオンになるのに相応しい試合で、あの時の泣き虫アンディはいないね」と新チャンピオンを祝福した。
「KOで勝ったのは大きい」大橋会長
試合後に囲み取材に応じた大橋秀行会長は「(佐々木が計量オーバーして)周りから『油断するなよ』と言われてやりにくい状況の中、2ラウンドまでは集中していないように見えた。見ていてハラハラしたが、判定勝ちとKO勝ちでは全然違う。しっかりと倒したことは大きい。このような状況の中でも良い試合を見せてくれた」と重圧の中でベルトを奪った平岡を褒め称えた。
佐々木の体重超過には不満げな表情を見せたが「皆、アンディと戦わない中で一人だけ『やらせてください』と名乗りを上げた。彼は根性も気迫も見せたし、これから強くなる。間違いなくスターになる。今回の失敗が二度とないようにミスなくやってほしい。彼の今後の立ち直りが楽しみ」と対戦相手の佐々木にも期待した。
佐々木の体重超過には不満げな表情を見せたが「皆、アンディと戦わない中で一人だけ『やらせてください』と名乗りを上げた。彼は根性も気迫も見せたし、これから強くなる。間違いなくスターになる。今回の失敗が二度とないようにミスなくやってほしい。彼の今後の立ち直りが楽しみ」と対戦相手の佐々木にも期待した。
採点表