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[前日計量]2021.10.7

熱戦の予感! 石澤開vs春口直也!

 日本ミニマム級挑戦者決定戦の前日計量が7日、都内のホテルで行われ同級1位の石澤開(24=M・T)と同級2位の春口直也(32=橋口)が計量に臨んだ。

 試合は、明日8日(金)に後楽園ホールで開催される「パイオニアオブファイト.5」のメインイベントで行われ、勝者は来年のチャンピオンカーニバル出場権を手にする。計量後にオンライン取材に応じた両者は必勝を誓った。

「心を折って倒す」
 今回が2度目の挑戦者決定戦に出場する石澤は「減量はキツいがそれなりに上手くいったと思う」と、リミットちょうどの47.6kgでパスした。「倒して勝つのが理想。一方的に勝つのは難しいと思うが、試合をコントロールして最終的には心を折ってKOする。それがメインイベンターとしての仕事」と言葉に力を込めた。

 この試合に向けてジム内でのスパーリングのほか、WBA(世界ボクシング協会)ライトフライ級スーパー王者の京口紘人(27=ワタナベ)と合計20ラウンドの実戦練習で腕を磨き、世界チャンピオンの強さを肌で感じた。
M・Tジム全勝を目指す
 同門のWBO(世界ボクシング機構)フライ級王者の中谷潤人(23)は日本時間9月11日(土)に米国アリゾナ州で初防衛に成功した。この試合をWOWOWで観戦した石澤は「勝つとは思っていたがこんなに圧倒するとは思わなかった」と刺激を受けたようで「明日は『M・Tジムには中谷だけでなく石澤もいる』ことをアピールしたい」と明日のリングで存在感を示すつもりだ。
「キャリアを活かして戦う」
 一方の春口は100gアンダーの47.5kgで秤を降りた。この日は地元の鹿児島県から飛行機で5時間かけて計量会場入りした。「やっぱり若いなと思った」と横に並んだ石澤の印象を語ると「作戦はシークレット。おやじ狩りにあわないように気をつけたい」と戦略に関するコメントは避けた。

鹿児島のジムでチャンピオンになる!

 後楽園ホールでの試合は2019年6月に当時の日本王者の田中教仁(三迫)に挑戦して以来2度目となる。「鹿児島のジムでプロボクサーになり、ここでランカーになった。この場所(鹿児島)でチャンピオンを目指してやってきた。30戦近く戦っているのでキャリアを活かして戦う」と"薩摩魂"で日本王座挑戦権を奪いにいく!
左:神足茂利(M・T)
右:池側純(角海老宝石)
 セミファイナルでは56.6s契約8回戦で神足茂利(25=M・T)と池側純(23=角海老宝石)が対戦する。神足はリミットちょうどの56.6s、池側は200gアンダーの56.4kgでクリアした。アマチュア経験が豊富な両者による技術戦が期待される。

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