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米国・ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで21日(日本時間22日)、PBC(プレミアム・ボクシング・チャンピオンズ)がWBA(世界ボクシング協会)ウェルター級スーパー・タイトルマッチを開催。休養王者の6階級制覇王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)が、スーパー王者のヨルデニウス・ウガス(35=キューバ)を相手にWBA王座復活を狙った。
ウガスが判定でパッキャオ攻略
初回から手数を出すパッキャオに対して、ウガスはガードを高く上げてジャブを打ち込みスタート。足は使わずにタイミングを見て連打をまとめるパッキャオに、ウガスは右のロングフックでガードの上からでもグラつかせ、共にクリーンヒットは出ないまま試合は終盤に突入した。ポイントの読みにくい中、パッキャオが常に攻めてパンチをまとめ、ウガスがジャブからパンチを返すという変わらぬ展開。ディフェンスの意識の分だけウガスがペースを掴んでいるようにも見える中、最終12回ではウガスが右を振り抜き、攻勢を見せ、パッキャオも応戦して終了のゴング。結果は3-0(115-113、116-112×2)の判定でウガスが初防衛に成功した。
自分のボクシングを貫き、2週間前の代役出場となるも勝利を掴んだウガスの戦績は31戦27勝(12KO)4敗。微妙な採点ながらも敗れ、今後のボクシング・キャリア、また来年5月のフィリピン大統領選への立候補の行方が気になるパッキャオは72戦62勝(39KO)8敗2分。