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日本ライト級16位のジロリアン陸(33=フラッシュ赤羽)が10日、後楽園ホールで開催された「オーバーヒート・ボクサーズナイト.97」のメインイベントに出場。ライト級8回戦で橋本祐二(36=折尾)と対戦した。
強打の人気ボクサー、ジロリアンがランカーの力を示したのか?それとも今年9月の誕生日でボクサー定年を迎える橋本が、ランキングの座を奪ったのか――。
2試合連続で初回KO勝ちしているジロリアンの拳に視線が注がれた。
強打の人気ボクサー、ジロリアンがランカーの力を示したのか?それとも今年9月の誕生日でボクサー定年を迎える橋本が、ランキングの座を奪ったのか――。
2試合連続で初回KO勝ちしているジロリアンの拳に視線が注がれた。
豪快KO勝ち!
ジロリアンが右アッパーで勝負を決めた! 距離を取るサウスポー橋本に対し、ジロリアンはジリジリと距離を詰めてじっくりと攻めると左フックでダウンを先取。再開後は、右ストレートでダウンを追加した。2回、ジロリアンは右アッパーで相手をキャンバスに沈めた。
5連勝を飾った
試合後に囲み取材に応じたジロリアンは「(橋本選手は)初回から頭を下げる癖があったので、アッパーが有効だと思った。死に物狂いでランキングを奪いにくるのはわかっていたし、これまでサウスポー相手だと良い試合をしていなかったので、簡単な試合になるとは思っていなかった。勝ててホッとしている」と会心のKO勝ちに安堵の表情を浮かべた。
「タイトル戦はまだ早い」
「毎回、計量オーバーになったらと思うと精神的にキツい」と2ヶ月弱で14〜15sの減量に臨んだことを明かすと「スーパーライト級に上げたい気持ちもあるが、階級を上げてもキツいのは変わらない。(スーパーライト級の)体格じゃないですし…」と悩みながらもライト級で戦っていくようだ。
ラーメン大好き! ジロリアン陸!
現在、日本ライト級16位、WBOアジアパシフィック同級6位につけている。ジロリアンは「WBO-AP6位は自分の実力に伴っていないと思う。ランキングを見ても上位選手は手も足も出ないくらい強い。食い込んでいくのはまだ難しい。会長からも言われているが、タイトルマッチをやりたいとは思わない」と慎重な姿勢を見せた。それでも、「どっちが勝つかわからない相手と注目されるような熱い試合をしたい。好カードでボクシングを盛り上げていきたい」と強敵との対戦を熱望した。