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WBOアジアパシフィック・ライトフライ級タイトルマッチ、王者の加納陸(23=大成)対同級1位の栄拓海(27=折尾)の試合が23日(金・祝)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館・第2競技場)で開催された「駅近ドットコムpresents三田から世界へ.17」のメインイベントで行われた。
再び世界を目指す加納が初防衛を果たしたのか?それとも北九州から乗り込んできた栄が戴冠したのか――。白熱のライトフライ級王座戦に大阪が盛り上がった!
再び世界を目指す加納が初防衛を果たしたのか?それとも北九州から乗り込んできた栄が戴冠したのか――。白熱のライトフライ級王座戦に大阪が盛り上がった!
加納陸(大成)が逆転KO!
王者の底力を見せた加納が初防衛に成功した。挑戦者の栄が2回に右ストレートでダウンを先取。さらにボディにパンチを集めてペースを握った。栄は5回に右ボディを効かせて2度目のダウンを演出しポイントで大きくリードした。大ピンチを迎えた加納だが、6回に距離を詰めてボディからショートアッパーで反撃。ギアを上げると上下のコンビネーションで攻勢をかけた。9回、加納はロープに詰めると怒涛の連打でレフェリーストップに持ち込んだ。
荒々しさを取り戻した!
控室で囲み取材に応じた加納は「ダウンをしたが焦りはなかった。ただ、効いていたのは事実。倒れてからは、これまで戦ってきた経験を活かして、逆に相手を飲み込んでやろうと思った。相手は仕留めにきたので逆にチャンスだと思った」と逆転劇を振り返った。
「世界を目指す!」
続けて「アッパーは感触があった。要所要所で対応できる力はついたと思う」と成長を実感すると「世界を目指しているのでこれからも一つひとつ勝っていく」と言葉に力を込めた。
「相手が強かった」
一方、勝利まであとわずかだった栄は「ボディブローは練習していたパンチで手応えがあった。倒してから向こうが攻めてきたのが想定外だった。たくさんの人にサポートしてもらったのに情けない。ジムにベルトを持ち帰りたかったが…」と話し、涙でタオルを濡らした。
採点表