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[ニュース]2021.7.15

神奈川県警察本部で防犯ビプス贈呈式

 ながら防犯活動「防犯ロードワーク」ビプス贈呈式が15日、神奈川県警察本部で行われた。
これは、2019年に日本プロボクシング協会と全国防犯協会連合会が協定を結び、ボクサーが各地区協会から提供された防犯ビプスを着用してロードワークを行い、主に犯罪を抑制することで地域の安全を寄与するもの。

 すでに、全国61ジムで防犯活動が行われているが、神奈川県は9つのジムで実施される。この日は大橋ジム、川崎新田ジム、湘南山神ジム、横浜さくらジム、M・Tジムが参加し防犯ビプスを受け取った。
贈呈式後には、大橋秀行会長が取材に応じた。
「活動を積み重ねていきたい」
 大橋会長は「うちのジムでは井上兄弟を始め、八重樫(八重樫東)や多くの選手が早朝や夕方、夜にロードワークをしている。普段は神奈川県警に安全を守ってもらっているので、感謝の気持ちを持って、少しでもお役に立てればと思う。このような活動を積み重ねていきたい」と話した。
井上拓真vs和氣慎吾
 大橋ジムは本日、11月11日(木)に後楽園ホールでWBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級王座決定戦、元WBC(世界ボクシング評議会)バンタム級暫定王者の井上拓真(25=大橋)対元日本・OPBF東洋太平洋同級王者の和氣慎吾(33=FLARE山上)を発表した。

 大橋会長は「拓真はWBOアジアでは、スーパーバンタム級でランクされていたのと、バンタム級だと同門の中嶋(中嶋一輝=OPBF東洋太平洋バンタム級王者)と相手探しが被ってしまうので」と、試合に至った経緯を説明。「拓真と和氣選手は過去に2〜3回スパーリングをしているが、試合とスパーは全くの別物。和氣選手は本番に強い」と元王者の和氣を警戒した。

 スーパーバンタム級での試合となる拓真だが、バンタム級とスーパーバンタム級でチャンスを伺っていく。
井上尚弥の次戦は!?
 大橋会長は、WBA(世界ボクシング協会)バンタム級スーパー王者、IBF(国際ボクシング連盟)同級統一王者の井上尚弥(28)の今後のプランについても話した。井上はドネア(ノニト・ドネア=米)との王座統一戦を望んでいるが「国内で開催するのが望ましいが、このようなコロナの状況だとなかなか先が見えない。無観客試合でやるわけにもいかないので日本と海外で模索しながら年内に進めていきたい」と慎重な姿勢を見せた。
リゴンドーvsカシメロ戦
 また、8月14日(日本時間15日)に米国カリフォルニア州で行われるWBO(世界ボクシング機構)バンタム級王者のジョンリエル・カシメロ(31=比)対WBA世界同級正規王者のギジェルモ・リゴンドー(40=キューバ)戦の勝敗予想を聞かれると「リゴンドーが前戦(リボリオ・ソリス)のような出来だったらカシメロが倒すのではないか」とカシメロの勝利を予想した。
「ボクサー=街の安全を守るとなれば」
 新田渉世会長は「このような活動がさらに広がっていけばと思う。ボクサー=街の安全を守るというイメージができれば」と防犯ロードワークを推進していく。

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