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東京オリンピック2020ボクシング競技女子51kg級日本代表の並木月海(22=自衛隊体育学校)が22日、オンライン会見で抱負を語った。並木は昨年3月にヨルダンの首都アンマンで開催された東京五輪アジア・オセアニア予選で五輪出場を決めた。
「最高の舞台で最高の試合がしたい」1時間のオンライン会見の冒頭、東京五輪のリングへの思いが口をついた。国際大会で負けた時には引退も頭をよぎったと明かしたが、「自分で決めなさい」という母の言葉や家族の支えが並木をオリンピックへと導いた。
最初の15秒で相手を見切る!
勝負のカギは最初の15秒だと話した並木。相手との距離感を掴むための大事な時間という。「相手に打たせるように仕向けて自分が打つ」を信条とし、後手に回るカウンターを狙うわけではなく、試合の主導権を握ったまま、微妙な動きで相手に手を出させる。試合では是非、高度な駆け引きに注目したい。ライバルに上げたのは中国、台湾、インド、トルコのベテラン達。ビデオを見て研究してきた。出入りのボクシングと、微妙な駆け引きが続く3分3ラウンドの攻防が見逃せない。
ゴールドラッシュに期待!
身長153cmと小柄だが今ではそれを武器にしている。二十歳を過ぎてからは、体のケアにも気を使ってきた。今では自分用のマットと5種類のボディケアグッズを持って大会に臨んでいる。オリンピック村には成田山新勝寺の「勝ち守り」もお供することになる。
アマチュアボクシング界を牽引するまでに成長した22歳は「金メダルを獲って女子ボクシングを知ってもらいたい」と笑顔で抱負を語った。