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ドーピング疑惑が浮上していたWBO世界スーパーフライ級チャンピオン井岡一翔(Ambition GYM)に関する倫理委員会の報告が19日、オンライン会見で行われ、JBC(日本ボクシングコミッション)は昨年大晦日の世界戦で井岡チャンピオンにドーピングの事実はなかったことを正式に発表した。今後は井岡チャンピオンの名誉回復のため、井岡本人の元へJBCの永田有平理事長が謝罪に出向くことを伝えた。
試合前に採取した井岡チャンピオンの尿から分割したA検体による簡易検査でマリファナの成分が検出されていたが、B検体を使った精密検査で同様の成分は検出されなかった。また、B検体から違法薬物に該当する3項目に陽性反応が見られたが、ドーピング検査時の尿の採取、保存、輸送方法に問題があったため、検体の腐敗による偽陽性の疑いが強く、ドーピング違反はなかったとの結論に至った。19日に行われたJBCの理事会で、ガバナンス委員会とドーピング委員会を新設することを決議し、今後の改善に努めるとした。